外国人留学生の採用サイト「就職じゃぱん」4月開設

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   東京商工会議所は2011年4月1日、外国人留学生向け求人情報サイト「就職じゃぱん」をオープンする。日本企業で働きたい留学生に対し、就職活動に必要な情報を提供するのがねらいだ。

   サービス開始に先立ち、2月10日から会員企業の求人情報登録を受け付けている。国際教育交流協議会が全国200以上の大学などに呼びかけ、留学生をサイトに誘導。企業、留学生ともに無料で利用でき、採用時の手数料も発生しない。

外国人労働者向けの「魅力的な定着策」も課題

日本企業の海外進出に留学生が重宝されている
日本企業の海外進出に留学生が重宝されている

   中小企業が海外展開を図るうえで課題となるのが、人材の確保。日本語で意思疎通できて日本文化の基本を理解しつつ、海外の言語や商習慣が分かる外国人留学生は有力な人材として期待されている。

   東京・港区で企業の外国人雇用を支援する行政書士の眞嶋容子氏によると、留学生に対する求人需要は、大手企業のみならず中堅、中小企業にも広がりつつあるという。

   特に増加しているニーズは、中国進出にあたって現地とのやり取りができる人材。この点、中国人留学生なら日本語も中国語も問題なく使え、現地の商習慣もある程度理解しているので企業は大歓迎だ。

   また、最近では日本人のなり手が減っているITエンジニアの需要も高まっている。留学生の採用だけでなく、インドやベトナム、中国などからエンジニアを来日させて雇い入れることもあるという。

   問題は、外国人留学生の転職志向の高さ。最初の会社で基本的な仕事のやり方を身につけた後は、他に条件のよい仕事があれば、自分のキャリアアップのために簡単に移ってしまう。本国に帰ってしまう人もいる。

「本人としては当たり前に思っているのでしょうが、採用や教育に手間や時間、コストをかけた企業側は、辞められてしまうと相当ガッカリするようですよ」

   会社への帰属意識の低い外国人には、自社で仕事を続けてもらうための魅力的な定着策が課題となりそうだ。

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