手をあげて「自分を売り込むこと」の大切さとコツ

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   同じ仕事を同じように続けているだけでは、給料が上がらないばかりか、年齢を重ねるごとに下がってしまう時代となりました。機会をとらえて新しい仕事に挑戦していかなければ、会社や上司に存在価値を認めてもらえません。

   あなたの周囲で何か新しい仕事が起きそうな気配を察知したら、自ら手をあげて「はい、やります!」とアピールすることが大事です。能ある鷹は爪を隠す、とばかりに控えめな社員ではやっていけません。

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謙虚すぎは禁物。候補者はいくらでもいる

普段からの自己啓発も大事だ
普段からの自己啓発も大事だ

   グローバル化で競争社会になったということは、「仕事の奪い合いの世界」に加わったということです。仕事の質や量、スピードが上回り、コストが下がるのであれば、年齢や性別、国籍も関係ありません。

   「年長者だから大きな仕事ができる」というルールは終わったのです。上司や先輩が「この仕事、誰かにやってもらいたいんだけど」と言うのを聞いたら、若手であっても迷わず「お話を聞かせてください」と申し出るべきです。

   「その仕事なら密かに自信がある」という案件なら当然のこと、「前々から興味があった」「自信はないがチャレンジしてみたい」と思えたら、勇気を持って「私にやらせてください」とアピールしましょう。

「私なんてとんでもない。他に適任がいるはずです」

などと言って上司とお約束の押し問答をしているうちに、「じゃあ、別の人に頼む。候補者はいくらでもいるんだから」と呆れられてしまいます。

   周囲の様子を伺ったり、黙って視線を外したりする消極的な姿勢は禁物です。待っていれば、いい仕事が舞い込むと思い違いをしないように。

   普段からの「社内営業」も大事です。会議で分からない仕事の話が出てきたら、先輩に「どんなことやるんですか」「面白そうですよね」と食いついていきましょう。何かの拍子に「そういえば、やりたがっているヤツがいた」と声をかけてもらえます。

他人の悪口を言っても「営業」は成功しない

   自分に何らかの実績があればそれを主張し、あわせてやる気を強調します。

「入社以来関わってきた業界の仕事です。ぜひチャレンジさせてください」
「プロモーションの仕事がしたいと、長年準備してきました」

など目指していた仕事を勝ち取っていった人も少なくありません。

   ただし、上司や先輩への売り込みは、営業と同じ。ルールやマナーを守ることが必要です。

   「あの人たちは口ばかりですよ」と他人の悪口を言ったり、「もうウンザリなんですよね」と目の前の仕事を否定したり、「どうみても私しかいないですよ」と調子に乗って尊大な態度を取ったりすれば、たちまち評価を落とします。

   とはいえ、新しい仕事には失敗がつきもの。誰も好んで失敗なんかしたくありません。取材した商社に勤務するDさん(28歳)も、「新規の仕事は責任重大。自ら手をあげるなんて無理」と売り込みに否定的姿勢。こうしたスタンスが圧倒的なのが実態です。

   確かに、新しい試みであればあるほど、小さな失敗で撤退を求められたり、成果を上げる前に頓挫してしまったりすることは、往々にしてあります。必ず成し遂げるという強い意思とともに、万一の覚悟もあらかじめ必要です。

   そんなときにも、気に病む必要はありません。なぜ成功に至らなかったのか、よく考えることで次の成功に備えることができます。「失敗は成功の母」とも言います。学習し成長する機会は、挑戦なくしては得ることができません。

高城幸司

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高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。「高城幸司の社長ブログ」
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