来訪者にもアロハで応対 定着するか「超クールビズ」

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   勤務先が「クールビズ」を実施している会社員・公務員に尋ねたところ、来年以降もクールビズを実施して欲しいと答えた人は、ほぼ全員の99%にのぼったという。マクロミルの調査による。

   一方、今年話題の「スーパークールビズ」については、「やりすぎだ」と感じる人が56%と半数を超えている。「だらしない印象になっている人がいる」「アロハなどはビジネスと日常を混在させすぎだ」というのがその理由だ。

「電力使用量40%削減」なら軽装は必然

アロハが目立つ楽天の執務室。天井の蛍光灯は約50%間引かれている(写真提供:楽天)
アロハが目立つ楽天の執務室。天井の蛍光灯は約50%間引かれている(写真提供:楽天)

   「スーパークールビズ」とは、ノーネクタイ・ノージャケットの「クールビズ」をさらに進めて、ポロシャツやTシャツ、かりゆしなどで出勤するスタイルだ。

   エアコンの設定温度を上げれば、軽装をすすめるのが必然となるが、従来の価値観から「ビジネスにふさわしくない」と考える人もいる。ネット上には、

「アロハは日本の正装ではない。遊びの格好の範疇だ」 「Tシャツにジーンズ、サンダル履きの社員がいる会社と取引しようとは思わない」

といった批判も見られる。マクロミルの調査にも「仕事中なのか休日なのか分からなくなるのでよくない」という意見があった。

   しかし、そんな抵抗感も、ここ数年で急速に和らぐかもしれない。スーパークールビズを強力に徹底する大手企業もあるからだ。

   楽天は震災直後から「社員1人当たりの電力使用量40%削減」を掲げ、オフィス照明の間引きやエアコン稼動の最小化に取り組んだ。4月は前年比42.6%削減を記録。6月からは、ショートパンツやサンダルでの出勤を認めている。

   エントランスや応接室には「楽天ハワイアンサマー」と称したドレスダウンを実施中と告知し、社外からの来訪者にも軽装で応対している。

   先日、都内の楽天本社で開催された社内パーティでは、アロハシャツを着た社員が約600人集まり、ビールを飲みながらフラダンス公演などを楽しんだ。三木谷社長もアロハで登場した。

   大手がここまで進んでくれば、服装に対する個人の嗜好だけで「そんな会社と取引しない」と主張しても通らないのではないか。

「節電は今年だけではないトレンド」

   夏場の軽装の推進は、女性からの評判も高い。マクロミルの調査でも、

「冷房の効きすぎで体調不良になることも少なくなり、環境にも優しいすばらしい制度」(24歳女性、商社勤務)
「企業が積極的に導入すれば、ビジネスマナーなど気にする人の意識も変わる」(32歳女性、事務職)

と好評価を受けている。

   技術職の49歳男性も、「節電は今後何年も続くと思うので、これからもどんどん広まるはず」と予想する。企業としても、節電はコストダウンにつながるので、継続的な取り組みになることだろう。今年の「抵抗感」も、過渡期特有のものかもしれない。

職場にスーパークールビズな人、いますか?
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ポロシャツの人がいる
Tシャツの人がいる
短パンの人がいる
裸足にサンダルの人がいる
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