失礼な採用面接で決意 「ここの商品はもう買わない」

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   企業の採用担当者によると、面接で「就活対策本」を参考にした模範解答を口にする学生が増えているようだ。担当者は「またこの答えか」とうんざりし、つい意地悪な質問をしてホンネを引き出そうとしてしまうという。

   ただし学生にとって、面接は就職先を獲得する真剣勝負の場。面接担当者に不快な態度を取られると、その会社全体に悪い感情を抱いてしまうことがあるようだ。

母子家庭を批判され「入る前に分かってよかった」

口コミサイトには会社の評判があふれている
口コミサイトには会社の評判があふれている

   ネット上には、面接で不愉快なことを言われたり、理不尽な理由で落とされたりした経験が、日常的な消費に影響を与えているという人の書き込みが見られる。

   母子家庭で育った学生は、面接で「父親のいない家庭はダメな家庭だ」と言われ、2次面接で落とされて以来、そのチェーン店で買い物をしていないという。

「入る前に腐った企業だとわかってよかったよ」

   第一声で「女じゃないとやる気出ねーわ」と言われた男性や、面と向かって「お前と一緒に働く姿が想像つかない」と言われたという人も。

「社長が面接の間、ずっとあくび連発。俺に興味ないんだな…と心が折れた」

   面接担当の言動だけで会社を判断されては、他部署の社員たちはたまったものではない。しかし学生は「説明会よりもその企業のことがよく分かる」と考えている。

   ただ、あまりに多くの会社から落とされてしまい、「いちいち不買してたら何も買えなくなる」と憮然とする人も。

   一方、説明会や面接での対応がていねいで、社外から知ることのできない商品や技術をきちんと説明してくれる会社の評判は高く、ネット上の口コミで広がっていく。

「落ちた会社だけど、頑張ってもらいたいと思った。そう思わせてくれるところが本当の一流ですね。いやそりゃ入りたいけど」

   面接担当者には、優秀な学生を選ぶために、厳しいチェックをしなければならないというプレッシャーもあるだろう。しかし就職氷河期の買い手市場の状況に甘えて学生をおろそかに扱うと、将来の顧客を失うことになる。

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