ソーシャルメディアが「脳や心臓によくない」ってホント?

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   ツイッターやフェイスブックなど、ネット上での人的交流をしやすくする「ソーシャルメディア」を活発に利用する人が増えてきた。最新の情報がリアルタイムでどんどん流れてくるので、うっかりすると未読がたまってしまう。

   そして「大事な情報を見落としたくない」という脅迫観念から、パソコンやスマートフォンに常に張りつくことになる。使いすぎから心身に負担を受ける「ソーシャル疲れ」という言葉まで出てきた。

ツイッター担当者「血圧が上がってきてビックリ」

ソーシャルメディアは中毒性が高い
ソーシャルメディアは中毒性が高い

   NTTレゾナントが調査した「『ソーシャル疲れ』の原因になっていると思うこと」ランキングでも、「毎日ツイッターにべったり張り付いているため」が1位となった。

   若者の中には「新聞も雑誌も見ない。ツイッターで流れてくるリンクだけで十分」という人がいる。いつもツイッターを使っているので、メールよりツイッター経由の方が連絡がつきやすいという人までいるほどだ。

   ツイッターは、仕事の場面でも使われている。都内に本部を置くある小売チェーンでは、新商品やキャンペーンの情報を流している。消費者向け商品を扱う会社はツイッターを活用して当然と思われているが、「中の人もラクじゃない」という。

   20代と30代の社員が、別の仕事の合間に交代で担当。投稿は原則として営業時間内だが、リプライ(お客からの返答)や自社名での検索結果は、休日や早朝、夜間もチェックを欠かさない。

「24時間、365日体制と言っていいくらいですね」

   すばやい返答が利用者の評判を呼んだり、顧客のクレームを担当部署にフィードバックできたこともあった。ところが運用開始から半年ほど経ったころ、担当者に異変が出てきたという。30代のAさんは、こう説明する。

「顔がほてったり、頭がキリキリ痛むようになってきたんです、それも2人とも。僕は階段で急に動悸がするようになった。会社の血圧計で測ってみたら、もともと低かった血圧が、だいぶ上がっていることが分かったんです」

「夜11時以降はパソコン見ない」をルール化

   Aさんの血圧は、上が110前後だったのに、ツイッター担当になってから140を下回らなくなってしまった。心配になって病院に行ったところ、医師に「帰宅後、夜間にパソコンをやっていますか」と尋ねられたうえ、こう指摘されたそうだ。

「昼間に仕事するときに交感神経を高ぶらせるのはいいんですけど、夜は副交感神経を優位にして心身をリラックスしなければならない。でも、パソコンやスマホの明るい画面で細かい文字をずっと見ていると、交感神経が過緊張になってしまう。それで体調を崩す人が増えています」

   Aさんは寝つきがやや悪くなった気もするが、そこまで緊張している自覚はなかった。作業自体はそんなに大変ではない、と説明したが「身体的な負担ではなく神経の問題ですよ」と言われてしまった。

   副交感神経を活性化させると、心身の興奮が鎮まって心拍数が下がり、血圧も下がる。この状態を意識的に作らないと血圧が高止まりして、脳や心臓に負担をかけるおそれがあるという。

   Aさんはソーシャルメディアに「中毒性」があることをあらためて自覚し、医師のアドバイスを踏まえ、

「午後11時以降はパソコンを見ない。スマホを見るときは静かな音楽を聴くようにし、就寝1時間前には利用をやめる」

という自分なりのルールを決めたそうだ。

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