2020年 10月 27日 (火)

スマホの充電してたら上司から「電気泥棒」と言われました

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社会保険労務士・野崎大輔の視点
無断充電は窃盗。公私混同は避けるべき

   スマートフォンの充電に使う電気代は微々たるものなので、このくらいならいいだろうと思っているようですね。しかし実は、無断で会社の電気を使って充電すると、課長の言うとおり窃盗になってしまうのです。この行為は「盗電(とうでん)」といって、現にコンビニの外壁から無断で携帯電話を充電していた中学生2人が、「被害額1円」で書類送検されたこともあります。会社が社員を盗電で通報することはほとんどないと思いますが、悪質な場合は通報されても仕方ありません。女性事務社員の扇風機や加湿器は、会社に無断で使うべきではありませんが、スマホは自宅で充電ができるわけですから必ずしも同一視できないでしょう。

   厳しいかもしれませんが、こうしたことをしっかりやっておかないと「公私混同もこれくらいなら許される」という考えが職場に蔓延します。そこから経費のごまかしや、備品の私物化などに発展するおそれもあります。小さなことを安易に見逃さないことは、実は大きな意味があるのです。

尾崎 健一(おざき・けんいち)
臨床心理士、シニア産業カウンセラー。コンピュータ会社勤務後、早稲田大学大学院で臨床心理学を学ぶ。クリニックの心理相談室、外資系企業の人事部、EAP(従業員支援プログラム)会社勤務を経て2007年に独立。株式会社ライフワーク・ストレスアカデミーを設立し、メンタルヘルスの仕組みづくりや人事労務問題のコンサルティングを行っている。単著に『職場でうつの人と上手に接するヒント』(TAC出版)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。

野崎 大輔(のざき・だいすけ)

特定社会保険労務士、Hunt&Company社会保険労務士事務所代表。フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。企業の人事部を対象に「自分の頭で考え、モチベーションを高め、行動する」自律型人材の育成を支援し、社員が自発的に行動する組織作りに注力している。一方で労使トラブルの解決も行っている。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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