2024年 4月 25日 (木)

「この人に仕事を任せてみるか」と上司に思わせる社内営業力

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

3つが揃うことで指名の可能性が向上する

   このとき大切なのは、いきなり強く押しすぎないことです。ワインのうんちくばかり語り出すようなら、「うるさい女だなあ」と逆に疎まれます。

「誰よりも詳しいです。どんな条件でも飲みますから、私を抜擢してください!」

とストレートにアピールするのも効果的でない場合が多いでしょう。さりげなく、しかし確実に自分の能力や意志、条件をアピールすること。これが自分を売り込む「営業力」のテクニックなのです。

   その点を踏まえた上で、具体的に「将来はフランスに行って、シャトーで仕事したいという気持ちもあります」とでも言えば、上司は「この子は海外赴任もオーケー」という人材の「条件」を理解するでしょう。

   また、「夫は、私にワインの仕事が思う存分にできる機会があったら、しばらく別々に暮らしてもいいと言ってくれています」とでもなれば、上司は「単身赴任もオーケー」という条件を、驚くべきやる気とともに理解するに違いありません。

   このように、「ワインの知識や資格がある」(能力)「ワインが好き」「向上心がある」(意志)「海外赴任も単身赴任もオーケー」(条件)といった要素が上司にインプットされることで、あなたが新しい仕事に指名される可能性が断然高くなるのです。(高城幸司)

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。
「高城幸司の社長ブログ」
株式会社セレブレイン
仕事の9割は世間話 (日経プレミアシリーズ)
  • 発売元: 日本経済新聞出版社
  • 価格: ¥ 893
  • 発売日: 2012/05/09
姉妹サイト

注目情報

PR
コラムざんまい
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中