2024年 4月 20日 (土)

犯人はブラック会社? フェイスブックで「履歴書」さらされた

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   Q&AサイトのOKWaveに、こんな相談が掲載されていました。質問者のmighty_fistsさんは、現在求職中。ここ数か月の間に、写真つきの履歴書を20社ほどに郵送しています。

   先日、友人から突然「フェイスブック、いつ始めたの?」と尋ねられました。登録した覚えはないので、まさかと思いつつ検索してみたところ、本当に自分の名前のアカウントがあることを見つけました。それも、履歴書に貼った写真や自己紹介とともに…。

削除依頼には「身分証明書」の画像が必要になる

誰かが自分になりすましている不気味さ
誰かが自分になりすましている不気味さ

   いやいや、油断ならないものですね。原因は特定できていませんが、状況からして、応募したどこかの「ブラック企業」がやったのか、どこからか情報が漏れて別の人がやったのか、としか考えられません。

   犯人は誰なのか、どうやって犯人を罰することができるのか…。その前に、まずはこのアカウントを削除することから始めるべきでしょう。回答者からは、削除の方法を教えるアドバイスがありました。

「(フェイスブックの)なりすましプロフィールの情報申請から申告を行ないます」(neKo_deuxさん)

   リンクをたどっていくと、なりすましアカウントの名前やURLのほかに、自分の名前や生年月日、住所や電話番号を記入する欄がありました。さらに「自分の身分証と公証済み文書」の画像をアップロードする必要があるようです。

   身分証は運転免許証や保険証でよさそうですが、不快な思いをさせられた上に、こんな手間をかけさせられるなんて、嫌がらせもいいところです。回答者のwolf03さんは、履歴書を送った全部の会社に確認することを勧めます。

「全社やってないというなら法的措置をとるしかないですね。個人情報保護法違反であり、やらかした会社は処罰されます」

実名をネットで検索する自衛策が必要か

   とはいえ、20社のうち19社には関係のないことであり、質問者さんの手間も掛かります。担当者がいたずらでやった場合には、会社が把握しきれないこともあります。

   確か、フェイスブックの登録には、メールアドレスが必要なはずです。登録確認のメールも送られてくるので、そのアドレスを使っている人が犯人とつながりがある可能性が高いのではないでしょうか。

   いちど削除されたらとりあえずは解決としても、執拗に登録されるようであれば、毅然とした態度をとるべきでしょう。

   質問者さんは「警察にもダメもとで相談」ということも考えているようです。「ネットに実名を書き込むなんて」とフェイスブックを敬遠している人も、ときどき自分の名前で検索してみた方がいいかもしれませんね。

姉妹サイト

注目情報

PR
コラムざんまい
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中