あなたのいまの仕事は、10年後も残っているだろうか

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   自分がいま携わっている職種が、将来は消滅するかもしれない――。そんな不安を煽るような記事が、CNNの日本語版サイトに掲載されている。ライターは就職サイトの専門家、アラン・タウンゼンド氏。技術や経済、社会、経営環境などの変化によって「消えゆく職種」と「伸びる職種」をリストアップしている。

   消えゆくとされる職種のひとつが「郵便職員」だ。電子メールなど新しい通信手段の発展もあるが、郵便物仕分けのロボット化も大きく影響している。「事務職員」の需要も、ITの発達により幹部や専門職が事務的な仕事を自分で片付けるので大幅に減少するという。

コンピューター化で人間は暮らしにくくなった?

新しい技術で生まれた仕事と消えた仕事がある
新しい技術で生まれた仕事と消えた仕事がある

   簡単な訓練しか必要とされない「組み立て工」の仕事は、すでに先進国では過去のもの。しかし工程管理のスキルをもった人材は、大幅な増加が見込まれる。米国では「訪問セールス」は2018年までに15%、「電話セールス」は11%の雇用減少が見込まれるそうだ。

   一方で「データ分析・管理」「研究開発職」「コンピューター・プログラマーとネットワーク管理者」「医療補助職員」は、今後伸びゆく職種とされている。タウンゼンド氏は、

「キャリアの形成には、世界経済や私たちの仕事や生活に影響を与えている大きなトレンドを注視し、理解することが大切」

と指摘する。とはいえ、世界的なトレンドを早くつかむのは簡単ではないし、そこに適応するのも更に難しい。全体的には、ここ10年で急速に進展したIT技術の影響が大きいようだ。ネットには、

「機械化のおかげで人類の暮らしが快適になるかと思ったら、逆の方向へ突き進んでいる」

と嘆く書き込みが見られる。人間がラクをするために発達したはずのコンピューター化やロボット化が、皮肉にも多くの人間から仕事や収入を奪い、余暇の時間を削っているというわけだ。

「消えゆく職種」にチャンスを見出す人も

   一方で、記事で「消えゆく職種」に指名された分野に、あえてチャンスを見出そうと「逆張り」をする人もいる。

「訪問販売慣れしていない高齢者が増えてきたら、騙したり脅したりするまでもなく、世間話するだけで買ってくれる日が来る」
「ここで挙がる業者をむしろチャンス業界だと思える俺は天才かも」

   郵便職員は減るが、「物流システム」で働く人は増えるかもしれない。ネットショッピングがさらに普及すれば、配達も増える。郵便職員が経験を活かし、宅配業者に転職することもあるだろう。

   いまの自分の職種がなくなっても、将来は新しい職種が雇用を生み出すと楽観視する人もいる。ニューヨークタイムズは2011年8月、

「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」

という米デューク大学の研究者の予測を掲載している。自分の職種が消滅したとき、どんな仕事が残っていて、どこに転職できるか考えてみるのも有益ではないだろうか。

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