アジア海外就職は「エージェント選び」から 事前の準備が勝負を決める

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   私がよく聞かれる質問のひとつに「アジア海外就職をするには、どのような方法を取ればよいのでしょうか?」というものがあります。一言で答えるとしたら、こうなります。

「日本国内で転職するのと、ほとんど一緒ですよ」

   日本で転職する場合には、まずは「知人のツテ」を頼り、それがなければ「企業のウェブサイトを見て直接応募」するか「転職エージェントやハローワークに紹介してもらう」という人が多いと思います。

「仮登録」は簡単。あっという間に就活スタート

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   私の場合、海外に知り合いがいなかったので転職エージェントを使いました。現地採用された知人たちも、エージェントを使って今の会社と出会った人が多いようです。

   アジア各国には、たくさんのエージェントがあります。大手ではRGF(リクルート)やJAC、テンプスタッフなど、日本国内でもおなじみの会社、それ以外にも現地に根を張った日本人経営のエージェントがあります。

   このような会社に申し込むには、インターネットで検索するのが早道です。例えば「香港 就職」で検索をかければ、複数社のウェブサイトが出てきます。そこには日本人が現地に就職する際の注意点や事例、現地の求人一覧などが日本語で書いてあります。

   それぞれのページには「仮登録お申し込み」のフォームがあり、ここから登録すれば「海外就職活動」のスタートです。実にあっけなく、簡単にできてしまいます。

   ただし、いったんスタートしてしまえば、物事は動き出します。できるだけ多くのエージェントのサイトを確認し、慎重に選びましょう。

   また、事前の準備も必要です。登録の際には、履歴書や職務経歴書、英文レジュメなどが必要ですし、仮登録すると、すぐにSkype(インターネット電話)や国際電話で面談が始まることもあります。海外就職の意思をある程度固めてから登録に進みましょう。

   特に職務経歴書には、その国への志望動機とともに、自分のキャリアを棚卸しし、力を入れた自己PRを書く必要があります。十分に下調べをして、納得のいくまで推敲しておくことをお勧めします。

「なぜその国を志望するのか」明確になっているか

   日本国内のエージェントの場合、「一度オフィスまで…」となるのですが、海外だとそうもいきません。多くの場合、メールでSkypeや電話での面談の依頼が来ます。この面談は単なる顔合わせではなく、第一次面接という側面がありますので、しっかり準備をして臨む必要があります。

   エージェントも大切なお客様に人材を紹介するので、要望に添った人材であるかどうかを見極める必要があります。その第一段階として、現状のスキルと人となりをしっかり確認しようとするのです。

   ここで聞かれるのは、(1)今までのキャリア、(2)なぜその国を志望するのか、(3)いつごろ現地に来て就職活動を始められるのか、(4)いつから現地で働き始められるのか、といったことです。明確な答えを事前に準備しておくことが大切です。

   面談中に現地人スタッフによる「語学力チェック」が急に入る場合もありますので、心の準備をしておきましょう。これが終わると、あなたに合った求人を紹介してくれます。その内容を確認した上で、選考に応募することで就職活動が本格的に始まることになります。

   エージェントによって求人件数に違いがありますし、得意な業種の分野も様々です。担当者によってもスキルは違うので、できれば複数のエージェントに登録して自分に合った人を探します。担当者は転職活動で一番の味方になってくれる人。慌てず、最良のパートナーを見つけましょう!(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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