2020年 10月 22日 (木)

会議は踊るよオノマトペ 「バーンでドーンでガガガで、よろしく!」

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オノマトペは「創造脳」を刺激する?

   ところで、この強烈なオノマトペ、なぜ、アニメ制作の会議で多用されるのでしょうか?私はこれには脳の「ミラーニューロン」の働きが関係しているかも?と思っています。

   ミラーニューロンとは、脳内のニューロン(神経細胞)が、目の前にいる人の言動を鏡合わせに「モノマネ」しているかのような反応をするところから名づけられました。発達心理学では、人間が共感し合い、コミュニケーションをとる上で欠かせない脳の働きと言われています。

   オノマトペを使うことで、相手の「ミラーニューロン」が刺激されて、自分のなかのモヤッとした「漠然とした何か」が相手の脳に勢いよくビビッドに転写できるのかも知れませんね。

   「左脳は論理脳、右脳は創造脳」といわれますが、イメージにかかわるミラーニューロンが活性化するのは右脳です。オノマトペを多用することで、スタッフの創造脳が刺激されているのだとしたら…。

   そう考えると、このオノマトペ、みなさんの会議でも応用できるスキルかもしれませんね。そんなわけで、今日も私は会議室で「ドォォォンでバーーンで、ガッシャーーン的な感じでお願いします!」と叫んでいます。(数井浩子)

数井浩子(かずい・ひろこ)
アニメーター、演出家。『忍たま乱太郎』『ポケットモンスター』『らんま1/2』『ケロロ軍曹』をはじめ200作品以上のアニメの作画・演出・脚本などに携わる。『ふしぎ星の☆ふたご姫』ではキャラクターデザインを担当した。仕事のかたわら、東京大学大学院教育学研究科博士後期課程に在籍。専門は認知心理学
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