2018年 8月 17日 (金)

会社に無断で「中国に外注」 最優秀開発者に選ばれたプログラマー

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   先進国の仕事の多くは、コストの低い東南アジアに流出する。プログラミングの仕事も例外ではない――。そんな予測を裏づけてしまう事件が米国で起こった。大手インフラ企業に勤めるプログラマーが給料の2割を中国企業に支払って、自分の仕事を肩代わりさせていたのだ。

   会社のセキュリティ担当者が、中国からシステムにアクセスがあることを不審に思い、調査して発覚。中国人プログラマーは米国の勤務時間に合わせて働き、その間、発注主の「ボブ」はフェイスブックやネットオークション、猫の動画を閲覧するなどして時間を潰していたという。

解雇の代わりに「半額で中国人を雇ってやれ」の声も

おとなしく仕事をしているかと思ったら…
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   このニュースは、香港CNNが報じたもの。驚くことに、ボブは社内の「最優秀開発者」に選ばれたこともあった人物。しかし、この件を理由に解雇されてしまった。

   ネット上には「これが天才か」「ある意味すごく有能な気がするが」と賞賛する声があがっている。外注先を見つけるのがうまいのだから、「アウトソーシング渉外担当として再雇用すればよい」という意見もある。

   ただ、問題はそう簡単ではない。コンピュータシステムのアカウント認証に使われるキーホルダー状の装置を国際貨物便で中国に送り、データ流出やシステム破壊の危機にさらしたのだから同情の余地はない。

「連中(中国企業)の目的は金じゃなくログインできる環境なんだよ。うかつにこういう話に乗るといろいろなものをごっそり抜かれていく」

と危機感を抱くべきだろう。ボブが手抜きのための外注先を探したのではなく、中国側から「安く請け負いますよ」と接触してきたのでは、と疑う見方もある。過酷な労働環境に不満を募らせる日本人が、同じことに手を染めていないといいが…。

   しかし会社としては、それだけの低コストで優秀社員並みの仕事をする中国企業のプログラマーの存在が気になっているかもしれない。「ボブの半額でその中国人雇ってやれよ」という声を聞いたら、彼はどう思うだろうか。

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