2020年 10月 27日 (火)

上はホワイト、下はブラック… 富士山のような日本企業の身分制度を崩せ

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「それなりに優秀」では生き残れない40歳定年制

   サバイバル率は会社によって違いますが、パートナーと呼ばれるクラスになれるのは10人から20人に1人。毎年海外のMBAを卒業した人材が中途入社してきますが、中途のほうが成果を求められるスパンが短く、2年ほどで選別されてダメな人は一掃されてしまいます。

   実はここまで極端ではないものの、サムスンやLGなどの韓国企業も事実上の「アップorアウト」です。30歳くらいまでは会社に残れますが、そこから強烈な選抜が始まります。

   30代を生き残るのが難しく、40歳になってマネジメントができない人はどんどん首を切られてしまう。サムスンが「40歳定年制」といわれるのはそんなカラクリがあるのです。

   この仕組みには、いくつかのメリットがあります。

・選抜システムなので、できる人は飛び級のように飛び越えて一気に昇進する。年功や昇進のための滞留年数などはなく、できる人はどんどん出世する
・昇進すれば給与はポジションに応じて上がる。若くても昇進すれば給与があがる
・自分より役職が上の人は(競争に勝ち残った人なので)、大概は自分より仕事ができる。アホな上司にあたる可能性が非常に少なく、健全なピラミッド構造になる
・自分の向き不向きや、やっていけるかどうかが分かるので、ダメな人は自分で早めに損切りすれば、別のキャリアで開花させられる(そういう事例はたくさんある)
・社員のモチベーション、向上意欲が高くなる

   一方、デメリットとしては「競争競争で職場の雰囲気が殺伐となる」「そこそこの仕事ができるそれなりに優秀な人でも会社を辞めざるを得なくなる」「常に全力疾走を強いられるので身体が持たない」といった側面もあります。

大石哲之(おおいし・てつゆき)
作家、コンサルタント。1975年東京生まれ、慶応大学卒業後、アクセンチュアを経てネットベンチャーの創業後、現職。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、日本デジタルマネー協会理事、ほか複数の事業に関わる。作家として「コンサル一年目に学ぶこと」「ノマド化する時代」など、著書多数。ビジネス基礎分野のほか、グローバル化と個人の関係や、デジタルマネーと社会改革などの分野で論説を書いている。ベトナム在住。ブログ「大石哲之のノマド研究所」。ツイッター @tyk97
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