2019年 12月 5日 (木)

大学を4年で卒業したらヤバイんじゃないかと思う理由

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   大学は4年で卒業するもの。留年すれば就職に響く――。これがいままでの世の常識でした。しかし最近私は、むしろ大学を4年で卒業したらヤバイのではないかと思うようになりました。

   欧州の若年失業率は凄まじいものがあります。スペインは40%です。学校を卒業しても仕事がない。この現象は、今後は日本でも少なからず当たり前になっていく可能性があります。

   何か職業に役立つことを身につけておかなくては、就職活動で敗退するという時代がやってきていると思います。大学を卒業したら無難に就職できる、という過去は終わったのかもしれません。

入社前の準備期間がその後の人生を有利にするかも

新卒でも就業経験者が当たり前という時代が来る
新卒でも就業経験者が当たり前という時代が来る

   考えてみれば大学というところは、学歴というレッテルを提供してくれはしますが、仕事をするスキルをつけてくれるところではありません。またスピードを重視する成長企業は、何のスキルも経験もない新卒学生よりも、即戦力の経験者を雇いたがるのも当然です。

   学生は「若者を育てるのは企業の責任だ」などと待ちの姿勢で臨むのではなく、自らスキルや経験を積むための行動をすべきです。

   大学の4年間をのほほんと過ごしていると、いざ就職活動を始めても100社に応募して内定ゼロ。最後の最後で引っかかった会社はブラック企業で、働いているうちに身体と精神を壊してしまい、その後は社会から外れて転落人生…。こんなことにもなりかねません。

   それならば就活でしっかり内定が取れるよう、準備期間を作ってでも他の学生にはないものを勉強したり体験する方が圧倒的に有利だといえます。たとえば1年間、わざわざ休学して大学以外のところでの経験も積むのです。

   とりわけ日本のように新卒一発で人生が決まりかねない制度の下では、大学時代のたった1年の延長がその後の人生を圧倒的に有利にする可能性があります。そう考えると、休学の効果は計り知れないものがあります。

大石哲之(おおいし・てつゆき)
作家、コンサルタント。1975年東京生まれ、慶応大学卒業後、アクセンチュアを経てネットベンチャーの創業後、現職。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、日本デジタルマネー協会理事、ほか複数の事業に関わる。作家として「コンサル一年目に学ぶこと」「ノマド化する時代」など、著書多数。ビジネス基礎分野のほか、グローバル化と個人の関係や、デジタルマネーと社会改革などの分野で論説を書いている。ベトナム在住。ブログ「大石哲之のノマド研究所」。ツイッター @tyk97
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