駅前で自己紹介、人前でゴリラのモノマネ… 「自分を捨てる」研修に出たくない!

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   Q&AサイトのOKWaveに、こんな相談が載っていました。質問者のkayofrontさんは、女性会社員。このたび会社から、ある社外研修への参加を指示されました。

   しかし質問者さんは、これが嫌でたまりません。ある先輩によると、研修には「自分を捨てる」という課題があるのだとか。駅前や交差点にひとり立って、人混みに向かって大声で自己紹介をしたり、歌を歌ったりするそうです。

回答者からは「単なる甘え」「嫌なら辞めろ」の集中砲火

一部上場企業でホントにまだそんなことやってるの?
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   声が小さかったらやり直しで、なかなか合格できません。さらに最終日までに成長できていないとか、自分を捨てられていないと判断されると、参加者40人ほどの前でモノマネを披露しなければなりません。

   それもサルやゴリラ、芸人など、滑稽なものばかり…。先輩は柱にしがみついて蝉の鳴きまねをしましたが、10回近くやり直しを命じられ、最後は泣きながら「完全に女を捨てた」と言っていました。

   質問者さんは高学歴で「美人」とか「可愛い」とか言われることが多く、プライドが高いので本当に嫌でたまりません。東証一部上場企業なのに、こんな研修は想定外でした。

   とはいえ会社は辞めたくないので、上司に研修から外してもらうか、わざとケガをして行かないつもりです。最後の手段として、パワハラを主張することも考えています。

   しかし回答者からは、そんな考えを「甘い」と一蹴するコメントが相次いでいます。

「はっきりいって簡単な内容ですね。この程度のことができないなら辞めた方がいいです」(jactaさん)
「単なる甘えですね。その研修が嫌なら辞表を出し会社を辞めるべきです」(kQ27さん)
「周りからちやほやされてできる仕事なんてありませんよ」(jusimatsuさん)

   自分で「美人」と明かしてしまったのが逆効果だったのか、もう頭ごなしの集中砲火ですが、ここまで否定されなければならないのはなぜか。「私も、甘えに1票」というmaiko0318さんによると、

「(仕事では客や上司との間で)こちらが折れて相手の言うとおりにしなければならない場面で、あなたのような人は折れられずに営業失格になります」

ということのようです。要するに「理不尽を苦もなく受け入れられるようになるための訓練」というわけでしょうか。

「会社の価値観に染まれ」をどこまで受け入れるのか

   最初は反論していた質問者さんですが、批判コメントにボコボコにされるうちに、考えが少しずつ動いているのが見えます。

   特にpusaiさんの「残念ながら質問者様の考えは甘え以下、ただの見栄っ張りにすぎません。すぐに行き遅れのお局さんです」という攻撃は、かなり効いたようで、「プライドの高い主婦やお局なんていやです。いつかは(プライドを)落とさないといけないのですね」と神妙な反応をしています。

   中には、モノの見方を変えることで恥ずかしさを乗り切ろうという助言もあります。

「反対に『1発合格』を狙ってはいかがですか? スーツ姿の美人が、一番に大声で歌いだせば、めっちゃかっこいいですよ」(suzukoさん)
「(私なら)ただ恥ずかしいんじゃなくて、見た人たちが『おっ、なんかいいじゃん』と関心を持つようないい感じの自己紹介と歌にしようと思います。できれば、終わったら拍手がもらえるぐらいの」(kanakyu-さん)

   意外なほど研修を真正面から否定する人が少ないのですが、その中でROMIO_KUNさんは冷静なコメントを残しています。彼によると「自分を捨てる」研修とは、「自分の価値観を捨て、会社の押し付ける価値観に染まってくれ」という意味があるのだそうです。

「言い換えると会社の同調圧力に、圧力と感じることなく寄り添うまで続けられます。そしてそれが当たり前の思考になり、他の会社の人からはキチガイと思われるようになるまで教育されるのです」

   結論としては「まー、会社にいるなら参加するしかありません」ということですが、質問者さんは、やっぱり辞めずに参加するのでしょうか…。

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