2020年 9月 26日 (土)

現代日本人の「人生の選択肢」 多いか少ないか

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   前回、「キューバ人の人生の選択肢は少ない」という話をしましたが、このような見方に強く反論してくる日本人がたまにいます。

「日本人の人生の選択肢は年々減っているじゃないか! だから社会に閉塞感があるんだ!」

   国際的に客観的に見れば、豊かな日本の選択肢が圧倒的に多いのは確かなのですが、国内の視点しかないと、なぜかそう感じられなくなってしまうのです。

日本の就活の選択肢は意外にも多い

シンガポールのリトルインディア。カレーだけでもこんなに選択肢がある
シンガポールのリトルインディア。カレーだけでもこんなに選択肢がある

   まず、学校を卒業してからの就活の選択肢ですが、諸外国と比べて意外にも「非常に多い」と言っていいでしょう。そもそも業務に役立つ知識や経験のない新卒者を好んで雇って育ててくれるシステムなんて、日本以外にはまず見られないからです。

   多くの先進国では新卒一括採用は行われておらず、新卒であっても社会人経験者に混じって仕事を探します。そんな中、未経験者でも雇ってくれる企業などかなり少ないです。日本のように、一部上場大企業が幹部候補として何百人も雇ってくれるのは非常に恵まれています。

   さらに、ネット就活によって選択肢が増えています。私が就活をした1998年(就職氷河期!)は、大学4年生の家にはリクルートから百科事典のように分厚い「就活キット」が送られてきました。

   これに、大量の就活応募ハガキが入っていて、そのハガキを出して会社説明会に応募する、なんて事をやっていたのです。このキットは大学のランクによって中身が異なり、Fランク大学には一部上場大企業の応募ハガキは入っていませんでした。

   今では「大学名限定の説明会」などをやると大きな話題になるように、建前上はだれでも応募できるようになっています。その分、迷いが増えたり、門前払いを受ける率が高まって挫折感が募るデメリットがあります。

   特に、正社員として雇われるか否かによって大きな格差が生じるため、就活生は膨大な選択肢と、選択による将来への大きな影響が一気にのしかかります。ただでさえ選択肢が多すぎるのに、その選択の重要度が非常に大きく、「就活」という選択の儀式の重要度が高すぎてパンクしてしまう。これも選択肢が多いことによる副産物です。

現代日本は「選択肢」が多いと思いますか?
思う
思わない
考え方次第
森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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