現場、現物、現実! 東南アジアに「引っ越し」します

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   本連載では「21世紀にアジア就職するのは、ブラジルや満州に移民するのとは違う。青森から東京に引っ越すようなものだ」ということを何度も言ってきました。それを証明するために……というわけではありませんが、今週からフィリピンに引っ越すことにしました。

   仕事は、このコラムを書いたり本を書いたりということが中心なので、会社に就職するわけではありませんが、住居は移すという点では「引っ越し」です。フィリピンを拠点に毎月アジア各国を訪れ、現地の現状やそこで働く人の様子を見て回る予定です。

ホテルのレジデンスに月6.9万円で住む

これでいつでもどこでも旅行感覚で引っ越すことができる
これでいつでもどこでも旅行感覚で引っ越すことができる

   この引っ越しにどれくらい費用がかかったかということですが、おおむねゼロです。

   まず、運送費。今回持っていく私の荷物はバックパック1個(20キロ)と手荷物サイズのトランク(10キロ)のみです。元々荷物が少なくても生きていけるタイプで、2008年に世界一周した時も写真にあるようなバックパック1個で1年間旅をしてきました。

   しかも荷物の半分くらいは、現地で読む本とガイドブック。今はこれがほとんど電子書籍になっているので、必要なものはかなり少なくなります。

   東南アジアは常夏なので洋服は夏物だけでいいし、消耗品は大方現地で買えます。持っていくものは仕事用の大型のノートPCがいちばん大きく、あとはたいしたものがありません。

   これぐらいですと飛行機に乗るときの規定の荷物に収まるので、輸送にかかる費用はありません。ちなみに航空券はマイレージの無料航空券なので、身体も併せて燃油サーチャージの2万円程度で移動できました。

   続いて住居費。今回の引っ越しは現地に何ヶ月くらい住むか決めていないため、ホテルのレジデンスを月借りすることに。料金は月額6.9万円。光熱費や掃除代込み。家財道具も全てそろっています。

   1リビング2ベッドルームでこの値段なので、なかなか安いです。敷金礼金などは当然ありませんので、初期費用は無料です(月の家賃を月初に払います)。

処分した不要品と東南アジアで出会うかも?

   今住んでいる東京の家の家具は、全てオークションなどで売り払い、売れなかった物はリサイクルショップに引き取ってもらいました。売上の合計は10万円以上。どうしても引き取ってもらえなかったもののみ、6000円で廃棄してもらいました。

   ちなみに、日本のリサイクルショップで売れない状態のものは、コンテナに載せられ東南アジアに輸出されるそうです。もし現地で自分の荷物と奇跡の再会をしたら、きっと不要でも買ってしまうでしょう。

   あとは東京の実家に、冬物などを1.7万円で送りました。家財道具を処分した金額で、引っ越しにかかる費用が全てまかなえることになります。それを考えなくても、支払った現金は5万円程度です。

   これだけ荷物を切り詰めると、家具付きの家があればトランク2つを移動させるだけなので、いつでもどこにでも引っ越しをすることができます。

   社会的に背負っているものが多い人は、新しい動きをすることがなかなか難しいと思います。動こうと決意するのにも、移動するのにもコストがかかるからです。

   しかしこの度、私はいろんな意味で身軽になりました。みなさんになり代わってあちこち動き回り、これからもお役に立てる情報を提供していきたいと思います。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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