2020年 10月 26日 (月)

40歳過ぎのランニング 「元気の浪費」か「人生の救い」か

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55歳から走り出し「マラソンに救われた」作家も

   ランニングの効能については、さまざまな角度から検証されている。

   日本生活習慣病予防協会のサイトには、ジョギングを習慣的に続けていると寿命が延びるという研究結果が掲載されている。2013年5月に欧州心臓学会が開いた学術会議で発表された報告では、男性は6.2年、女性は5.6年寿命が延びるとされた。ジョギング習慣がある人は、ない人に比べ死亡リスクが男女ともに44%低下するという。

   「55歳からのフルマラソン」の著書で知られる作家の江上剛さんも、ランニングの効能を強調している。銀行の破たん処理に共に携わってきた同僚が自殺し、自分も「死んだら楽になれる」という考えが頭をよぎる中、うつ病寸前で「マラソンに救われた」「同じリズムを刻んで走ると、脳が適度に刺激され、心が落ち着いてくる」と振り返る。

   一方で、ランニングのスピードを鈍らせるような報告もある。薄毛治療の専門家である脇坂クリニック大阪の脇坂長興院長は、スポーツに懸命になりすぎると、一時的に身体が無酸素運動の状態になり、髪にストレスを与えることになると指摘する。

「髪には、ストレスがない有酸素運動の方が良い。少し長めの距離を、ボケーッと歩いて帰ってくるくらいがちょうどいいんです」

   結局は、中高年になって急に激しすぎる運動をするのは健康にはかえって逆効果になるという当たり前のこと。ビジネス雑誌の特集に簡単に煽られる生真面目なビジネスパーソンには、ちょうどよい薬になったのではないだろうか。

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