2022年 8月 8日 (月)

ファーストクラスで常連が読む「将棋本」 非常連組は機内サービスに夢中

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

打開策は「勝つか負けるかの最前線」で見つかる

   この記事に対してネットでは、必ずしも「今度自分も読んでみよう」と関心する人ばかりではなかった。「その程度の本ならエコノミー(クラス)でも読んでるわ」と反発する人もいるし、将棋本や歴史本が好きなのは「単に年寄りだからじゃないの」と皮肉る向きもある。

   ただし将棋とビジネスの類似点については、現在3冠(王位、王座、棋聖)の棋士、羽生善治さんが著書「勝ち続ける力」(新潮社)の中で語っている。

   共著の柳瀬尚紀氏との対談の中で「駒を動かしていない状況ならば、プラスの手段はたくさんあります。でも、プラスの手を重ねてゆくうちに、いつかある飽和点に来るでしょう。これは、マーケットでも同じことです」と、ビジネスの世界との共通点を述べた。

   難解な表現だが、2009年8月19日付の「日経ビジネス」電子版で、記者は羽生氏の主旨をこう解説する。

「効率的に生産し、消費者に届けるというスタイルを確立すればするほど、市場の飽和点は早くなる。新しい商品や情報はたちまちライバル社に研究され、オンリーワンのキラーコンテンツではなくなる。羽生は高度消費社会の現代のマーケットの本質を見抜いただけでなく、新しいモノを生み出そうとする担当者の苦しみ(喜び)に同志的な共感を抱いているのかもしれない」

   また羽生さんは、実戦では意外性のある手や局面に向かうことが多いため、「ひらめき」が見つかるケースが多いと明かす。ビジネス界でも「飽和点に達したマーケット」の打開策は、「勝つか負けるかの最前線」でこそ見つかるのではないかと記事では指摘している。

コメント欄は2022年8月23日から、システムを移行します。詳しくはお知らせをご確認ください。
姉妹サイト

注目情報

PR
コラムざんまい
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中