2024年 4月 26日 (金)

台風直撃でも定時出社せよ 「遅れるぐらいなら泊まれ」と上司

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「這ってでも行くべし」に「押しつけ」と非難

   台風が来ても社員に「むちゃぶり」して定刻出社を求める企業、たとえ駅の入場制限で何時間も待たされ、すし詰めの電車に乗ってでもオフィスにたどり着こうとする「社畜」――。ネット掲示板には、両者を揶揄する書きこみが見られる。

   「Yahoo!知恵袋」で2009年に掲載された投稿が、「社畜のベストアンサー」としてやり玉にあがった。新入社員からの「台風を理由に会社を休めるか」との問いに、「必死になって行こうとした姿勢が大事」「電車が遅れそうな場合は、いつもより早め(極端な場合始発でも)に行っているくらいの気構えを持っていた方が良い」「這ってでも行くべし」との回答だ。ネットでは、「こういうのを礼儀とか義務とかいって押しつけてんのがやばい」「頭おかしい」と非難していた。

   一方で質問投稿サイト「教えて! goo」には、2009年10月8日に「台風で会社に行かなかったことを原因に解雇通告されました」との投稿があった。試用期間の時期、台風の影響で電車がストップし、他の交通手段もなく身動きが取れなかった。朝の時点で一度連絡、さらに電車が復旧の見通しが立たないことが分かり再度電話して「休みます」と伝えたという。

   すると夕方、上司が怒りの電話をよこした。「他の人は遅れてもみんな来ている。あなたも来るべきだった」とし、突然解雇通告されたというのだ。

   これには複数の回答が寄せられ、日本の会社員全般の考え方を踏まえて「出勤手段の見通しがつかなかった段階においても、『出勤ありき』で考えるべきだ」との指摘があった。上司の判断を仰ぐべきだったというわけだ。ほかには「台風接近で、明日会社に来られないかも・・となった人が私の周りにも何人もいました。『明日、交通機関がどうなるかわからないので、泊まります』と、泊まってました」という投稿者もいた。

   もっとも「超悪天候、下手したら命に関わる天候の時に出勤するべき、そんなの常識。となる常識について、私はどうかと思います」との意見もある。判断が難しいところだが、いずれにしろ「自分勝手な判断」は好まれないようだ。

「台風直撃でも定時出社」実行するのは社畜?
社畜
定時出社が当然
定時出社できなくても目指すべき
前日に会社と時差出勤を交渉すべき
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