2024年 4月 16日 (火)

「結婚のお祝い映像作り」でもう苦しまない iPad使い、披露宴当日に自動編集・投影

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   結婚披露宴で新郎新婦にサプライズ映像のプレゼントを――そんな人が増えているようだ。

   結婚情報誌のゼクシィが発表した「結婚トレンド調査2013」によると、挙式・披露宴で映像を使った余興や演出を行なったカップルのうち、「列席者からのサプライズ」があったのは34.7%と4年前の調査よりも13.9ポイント増えている。

専用アプリをインストール

iPadで撮影した映像がスクリーンに写し出される。
iPadで撮影した映像がスクリーンに写し出される。

   10月17日に公表したもので、「新郎新婦からゲストへ」だけでなく、「ゲストから新郎新婦へ」の祝福の気持ちも形にする、"おもてなし"の気持ちが通い合う場に結婚式がなりつつあると分析している。

   しかし、ゲストによる余興というものには、しばしば苦労が付きものだ。

   余興を担当した経験のある筆者の友人は、

「仕事終わりの平日深夜に打ち合わせをして次の日の眠気が辛かった」
「仕事で準備の時間があまり取れず、式直前までバタバタだった」

と苦笑いで当時のことを振り返っていた。

   そんな余興にまつわる苦労を少しでも減らせないものか。10月21日に始まったばかりの映像作成サービス「Congrats Movie(コングラッツ ムービー)」は、宴の当日にiPadやネット環境さえあれば、気軽にお祝い映像の編集・スクリーン投影ができてしまうという。

   会場に設置されたiPadに専用のアプリをインストールする。アプリを起動し、撮影モードを開始した状態でiPadのカメラでゲストの様子を撮影すると、自動で演出を加えられた映像がサーバに保存される。

   会場のスクリーン投影用のパソコンで専用ウェブサイトを訪れると、iPadから保存された映像が次々と再生され、リアルタイムで映像が追加されてスクリーンに映し出される。最終的にできあがった映像は、新郎新婦にプレゼントするという趣向だ。

指定されたハッシュタグをつけて投稿

ツイッターへの投稿が自分のアイコン付きで表示される。
ツイッターへの投稿が自分のアイコン付きで表示される。

   余興を担当するゲストにとって特に助かるのは、映像を事前に集め、さらに編集する必要がないことだろう。

   新郎と新婦の交友関係が多岐に渡れば、連絡網をあさりたくさんの映像を集めなければいけない。また、映像編集が得意な友人が身近にいない場合には、そのひとを見つけ、当日までに間に合うように管理しなければいけない。せっかくのお祝いのはずが、これではまるで仕事のようだ。

   ツイッターの投稿をうまく使って映像を作成するサービスもある。「Congratweet(コングラツイート)」は、指定されたハッシュタグをつけてお祝いを投稿すると、アイコンの画像付きでコメントが表示される。これなら出席できないひとも、遠隔から余興に参加できる。

   結婚式の余興というものは、どんなに念入りに準備しても当日なにかが起こってヒヤヒヤするものだ。ウェブと連動したこうしたサービスを活用することで、本来のお祝いに集中できそうだ。(岡徳之)

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