2024年 4月 25日 (木)

「そこそこのスキル」で就職「引く手あまた」になる方法

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生涯を通して自分が活躍できる場所をみつけていく

   日本の大企業で勤める人は就業人口の15%程度しかありません。残る85%の人は、他の働き口を考えなくては行けませんが、多くの文系学生は、「15%」に就職できなくては人生負けだと思ってしまい、中には中小企業なんてまっぴらだと思っている人もいます。そしてスキルを更新することなく、単に就職活動をし続けるという、チキンゲームを繰り返します。

   しかし、先にみたような海外の中小企業にこそ、活躍のチャンスがあるように思えてなりません。もちろん待遇は大手の商社に入るのにくらべたら比較にならないかもしれません。でも大手の商社に入れるならすでに内定しているはず。

   就職の問題というと、「大手の会社の椅子を増やしてほしい」「増やすべきだ」という方向性の話はよくききますが、そこそこのスキルの人が、「どのように自分の活躍場所をみつけていくか」、という議論はあまりききません。

   海外の事例をだしたので、反発するひとも多そうですが、国内でも事情は一緒です。新卒の一発チャンスでいかに上位の企業に滑り込むかではなく、生涯を通して自分が活躍できる場所をみつけていく、ということがキャリア構築の主眼になっていくように、こうした記事を通して世の中に訴えかけていきたいです。(大石哲之)

大石哲之(おおいし・てつゆき)
作家、コンサルタント。1975年東京生まれ、慶応大学卒業後、アクセンチュアを経てネットベンチャーの創業後、現職。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、日本デジタルマネー協会理事、ほか複数の事業に関わる。作家として「コンサル一年目に学ぶこと」「ノマド化する時代」など、著書多数。ビジネス基礎分野のほか、グローバル化と個人の関係や、デジタルマネーと社会改革などの分野で論説を書いている。ベトナム在住。ブログ「大石哲之のノマド研究所」。ツイッター @tyk97
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