先日、セブシティ発の、日本人経営のビューティーサロンDONNAのオープニングパーティーに行ってきました。ボクシングの国際試合が行われるような豪勢なホテルでヘアカットショーなどが行われる豪勢なパーティーでした。このお店、日本人美容師によるカットの単価は2000円弱くらい。ショッピングモールの中にある床屋が250円くらいのセブシティで、このサロンは流行るのでしょうか?素人考えですが、流行る可能性は高いと思います。「フェイスブックのために生きている」若い一般女性もセブにある豪華ホテルで行われた、セブ初の日系ビューティーサロンのオープニングセレモニーまず、セブシティには日本人や韓国人、欧米人の留学生やリタイヤメント、ビジネスパーソンとその家族という外国人が多くいます。途上国ではもちろん、欧米先進国でも、日本人の美容師のスキルは高く評価されており、高い料金設定でもお客さんはわんさかきます。実際、海外で髪を切ってひどい目に遭った日本人は数知れず、彼らはそれ以降日本人経営サロンのヘビーユーザーになります。まずは、こういう「外国人」が顧客になると思います。また、フィリピン人にもお金持ちの人はたくさんいます。ビジネスで成功した人、土地の値段が上がった人などなど。彼らも十二分に顧客になるでしょう。では、フィリピン人の一般的な女性たちはどうでしょう?私は、彼女らも結構いいお客さんになるのではないかと思っています。フィリピン人の若い女性には「私はフェイスブックのために生きている」と公言している人がいます。フェイスブックに自分の「イケてる写真」をアップすることを最大の趣味であり生きがいにしているのです。確かに、ビーチリゾートとか行くと、みんなでセクシー写真を撮り合ってる若者のグループをよく見かけます。月給2万~4万円で、ストレートパーマは大体2000円彼女らは、当然、お洒落に敏感です。ある英語学校では、一人の先生がストレートパーマをかけてきたところ、1か月後にはほぼ全ての女性の先生がストレートパーマをかけるほどの大流行になったそうです。ストレートパーマは、大体2000円くらいかかるので、月給2万~4万円程度の彼女らにしては、結構大きな出費です。しかし、お洒落にかける情熱は、そのくらいの値段は軽く飛び越えてしまうのです。例えば、英語学校のファッションリーダー的存在の人に割引券を配るとか、大学の学園祭のミスコンに協賛するとか(数万円でできるそうです)、フェイスブックに投稿することを条件にカット&セット後の「イケてる写真」を照明付で一眼レフで撮ってあげるとかすれば、一気に広がる気がするのです。こうやって、日本の文化がいろんな国に広がっていくのは実にワクワクしますよね。(森山たつを)
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