全ダイハツ労連、ベア1%以上要求へ

   ダイハツ工業グループの労働組合で構成する全ダイハツ労働組合連合会(約2万5000人)は、2014年の春闘でベースアップに相当する、基本給の1%以上の賃金改善を要求することを1月14日の中央委員会で決めた。

   ダイハツ工業は2013年9月中間連結決算で過去最高の売上高を計上している。傘下で最大のダイハツ労働組合はこの方針を基に要求を決め、2月中旬から会社側との交渉に入る。

   ダイハツ工業はトヨタ自動車の子会社だが、全トヨタ労働組合連合会とダイハツ労連は別組織として活動している。

   自動車メーカーの労組では、全トヨタ労働組合連合会が具体的な金額を盛り込まずにベアを要求する方向で、個別労組の判断に委ねた。ただ、基本給の1%以上のベア要求を決めた連合や金属労協の活動方針に従い、全トヨタ労連の傘下312労組すべてが1%またはそれを上回る水準を要求するようだ。

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