産学連携の成果という付加価値も
アルタンと広島大学は、柿渋を有効成分とする抗ノロウイルス剤の発明で、日本をはじめ主要国に特許を出願した。アルタンは、中国地域産学官連携コラボレーションセンター(2008年度)や、りそな中小企業振興財団・日刊工業新聞社(13年)などから表彰を受けた。
このイノベーション事例は、ノロウイルスに効くという社会性、柿渋を有効成分とする話題性、それに広島大学との産学連携の成果という付加価値があり、マスコミが目をつけた。ところで、多くの企業で使われている「アルタンノロエース」だが、肝心の病院や福祉施設での活用は遅れている。有効成分の詳細な解析ができていないため、医薬品としての認可が取れておらず、保険の点数制度の壁に阻まれているのだという。(管野吉信)

