2020年 7月 17日 (金)

スマホでゲーム?いえ受験勉強中です 高校生に「スマ勉」浸透中

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   10代のスマートフォン所有率が、急速に伸びている。総務省の全国調査によると、高校1年生では8割以上にも及んでいる。

   高校生にとってのスマホは、まさに「手の中のパソコン」だ。友人とのSNSやゲームなど、何かと遊びのイメージに関連付けられてしまうスマホだが、これを「勉強」に活用しようという動きが広がりつつある。その名も「スマ勉」だ。

4つの「不」を同時に解消

スマホ画面に映るのは「授業」
スマホ画面に映るのは「授業」

   総務省が2013年に発表した「青少年のインターネット・リテラシー指標等」によると、高校1年生のスマホ所持率は84%(前年は59%)。1日あたりの平均使用時間も「2時間以上」(56%)が最も多い。

   高校生にとって、これだけ急速に身近なデバイスとなったスマホ。その特性を活かして、高校生の勉強に役立つサービスも多様に出てきている。

「高品質の授業を低価格で、いつでもどこでも、何度でも繰り返し視聴できるということ。まさにこれが『スマ勉』のメリットと言えます」

   そう解説するのは、リクルート進学総研の所長・小林浩さんだ。

   「スマ勉」はリクルートホールディングスが発表した、2014年トレンドキーワードのひとつ。

   文部科学省は2012年、全国学力調査に関する審議会で「国として教育格差等の状況を把握・分析し、関連施策の検証を行うため、きめ細かい調査を実施することを検討する必要がある」としている。

   背景には、「子どもの学力低下に歯止めをかけたい」という危機感があり、グローバル人材を育成するために、よりきめ細かい教育をすべきだとの思いもにじむ。

   教育格差は、地域や所得と密接な関係にあり、この影響をなるべく小さくすることが望まれている。

   これまでは、高校生の学力には4つの「不」(マイナス)が大きく影響してきた。通いたい塾や予備校が近くにない「距離の不」、部活などで忙しい「時間の不」、良い教育ほどお金がかかる「価格の不」、身近に良い講師がいなかったり教材が見つからなかったりする「品質の不」の4つだ。

   これを同時に解消すると期待されているのが「スマ勉」。スマホの教材やオンラインの授業であれば、距離は関係ない。移動中も利用できるので、時間を有効に使うことができる。生徒は、無料アプリも含め安くて、質の良い授業や教材を選ぶことができるというわけだ。

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