インターネット証券大手の松井証券は2014年3月末にも全社員を対象に、通常の賞与とは別に一時金を支給する方針を固めた。1月29日にも正式に決める。金額は正社員の平均で100万円になる見通し。株式市場の活況で業績が大幅に改善しているため、利益の一部を還元して社員の働きに応える。
一時金の支給対象は、正社員約120人のほかコールセンターなどに勤める派遣社員や嘱託社員にも広げ、合計約280人とする方向。同社は毎年4月に、前年度の業績に応じて正社員へ賞与を支給しており、13年の支給額は平均で約100万円だった。今回は3月と4月の2回、賞与が支給されることになる。