2014年の春闘は、中小企業の健闘もあって、ベースアップと定期昇給をあわせた全体の賃上げ額は平均で6495円と前年より1211円増加した。連合が第3回の集計結果を2014年4月1日、発表した。3月31日時点で1962の労働組合が回答を得ている。回答労組数も前年より431上回っており、連合は早期解決に向けた取り組みが進んでいると評価した。
パートやアルバイトといった非正規労働者の時給については、129労組が回答を得ており、平均で14.08円引き上げた。
また、従業員数300人未満の企業労組で回答を得たのは1178で賃上げ額は4810円、増加分は650円だった。連合の古賀伸明会長は「中小企業が例年になく健闘しているのは事実」と評価した。
全体ではまだ63.4%の労組で春闘交渉が続いている。