2019年 12月 8日 (日)

「かわいそうなカンボジア人」は、もうやめよう 「地雷と学校作り」からの卒業

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稼げて活躍できる場を

   どこの国にもある程度賢い人達がいます。この国にも、カンボジア最高学府のプノンペン王立大学とかにそんな人材は集まっています。しかし、現状のカンボジアにはそんな高度教育を受けた人材でも、就ける職が限られています。例えば、大学でITを学んだ人たちが現地のIT企業に入っても、ほとんどの仕事はPCを買ってきて、ネットに繋いであげる仕事くらいしかないんです。本格的なシステムを構築するような仕事は、インドやタイなどに外注されてしまい、優秀な人材がその才能を発揮してお金を稼ぐ場がないのです。

   「かわいそう」なカンボジア人のため学校を作る事も大切なんですが、それ以上に大切なのは、優秀なカンボジア人が活躍する場所をつくることです。そのためには、援助じゃなく、「稼げる」事業を興して、そこで優秀なカンボジア人に活躍してもらい、彼らを「稼げる」人材にすることです。

   「稼げる」人材が増えることで、カンボジアと言う国が本当に豊かになっていくのですから。

   「かわいそう」は人々の感情に直接訴えかけるので視聴率はとりやすく、本も売れやすいです。そして「稼ぐが勝ち」というと拒否反応を起こす人もたくさんいます。

   しかし、現地の人が本当に求めているのはなにか?ということを考えると、その国の経済状況によって必要なものは変わっています。

   私がプノンペンで生活していて心から思う事は「プノンペンは、『かわいそう』を卒業する時期に来ている」ということです。(森山たつを)

   カンボジアの「今」を知ることができる、インターン型研修プログラム サムライカレープロジェクトのWebページは、こちら

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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