米印中…5か国の学生が「日本観光」でビックリ そのベスト5とワースト3とは

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   昨年(2013年)GW明けにアメリカ人、インド人、中国人、コロンビア人、ブルガリア人の同級生を引き連れて、総勢14人でJapan Tripを行いました。日程は東京、京都、大阪、日光をめぐる8泊9日。

   もちろん美しい社寺、東京のナイトライフなど誰が行っても満場一致で楽しめるスポットも回ったのですが、今回は予想外にウケたものベスト5、そして困ったことワースト3を紹介します。14人中9人が女子だったので、若干偏っているかも知れませんが、外国人の方を日本に案内する機会があればぜひご参照ください!

レストラン、どの店員でも親切にしてくれるのに驚き!

京都で芸妓さんを招いてディナー
京都で芸妓さんを招いてディナー

第5位:お好み焼き

   あの甘辛いソースの味がウケているのか、それとも目の前で調理してくれるダイナミックさがいいのか、お好み焼きはメンバーに大人気。アメリカ人の大好きなPotluck(誰かの家に参加者各自が料理を持ち寄って行うパーティ)でも売れ行きがいいです。


第4位:ショッピング(築地場外市場、かっぱ橋道具街)

   渋谷、原宿、銀座のショッピングも楽しんでいましたが、築地場外市場、かっぱ橋道具街での興奮はそれ以上。朝3時半に起きてマグロのせりを見に行ったのですが、それよりも場外市場で佃煮をつまんだり、名前入りの包丁をつくったり、寿司・ラーメンを食べたり…。かっぱ橋も、アメリカでは見られないバリエーション豊富な和食器や派手な食品サンプルに目を奪われていました。


第3位:おみくじ・御守り

   アメリカで中華料理を食べに行くと、Fortune cookieなる「今後の運勢が書いてある小さな紙の入ったクッキー」をもらえるのですが、やはり女子たちは占い好きなのか、神社でおみくじの説明をしたらこぞってやり出して「翻訳して!」と迫られました(笑)。さらに、「御守り」も興味津々で購入していました。


第2位:日光彫

   ハイキングするはずだったのですが大雨で予定変更。そこで向かったのが「日光彫体験」。漆塗りのお盆に線が引いてあってそれに沿って彫刻刀で彫っていくのですが、大人になって工作する機会もないからか無言になって作業に熱中。このときつくったネーム入りのお盆が一番の思い出になったという声も上がりました。


第1位:相撲

   最後まで行くか迷った大相撲。私自身25年振りに観戦したのですが、行ってびっくり、「何で塩をまくの?」「どんな技があるの?」「外国人力士もいるの?」など質問のオンパレード。結びの一番まで全く目を離さず、しかも最後に横綱が負けて座布団が飛び交うのを見て熱気は最高潮に!


同点第1位:チップがない!

   アメリカでは食事の金額に10%~15%の「チップ」を上乗せして支払うのが習慣化しています。このチップは自分のテーブルにサーブしてくれたウェイター・ウェイトレスの取り分。裏を返せば、担当のテーブル以外は無視!これは日本人にとってはストレス。一方、アメリカ人からすると日本で「どの店員に話しかけても親切に対応してくれてチップを払わなくていい」というのは驚きのようでした。

信じられない!Wifiはホテルのロビーだけなんて

自作の日光彫を手に満足気な参加者たち
自作の日光彫を手に満足気な参加者たち

   というわけで、定番化した観光コースから、私たちが普段行かないような「再発見」の場所まで好評の嵐だったわけですが、若干困ったこともありました。というわけで、ワースト3の発表です。


ワースト3位:ベジタリアン向けメニューがない

   今回ベジタリアンがいたので、なるべくベジタリアンメニューのありそうなレストランを選んだのですが、本当に数が少ない。ベジタリアンにも様々なポリシーがあって、肉がダメな人、肉も魚もダメな人、卵もダメな人、肉や魚がスープに入っているのすらNGな人…。特に最後の人たちは、だしに魚が使われていることが多い日本でのレストラン探しは大変です。「アメリカでは人口の5%がベジタリアン」「インド人の20%~40%がベジタリアン」という調査もあって今後のグローバル化にはこれもカギになるかも知れません。


ワースト2位:タクシー

   自由行動の日には、お勧めの観光場所と関連する電車のマップを手作りで配布しました。というのも、タクシーに外国人だけで乗って目的地にたどり着くのは難しいという意見があったからです。日本人が一緒に乗っていれば問題ないですが、例えば「東京駅」と一口に言っても色々な出口、待ち合わせ場所があるし、複数台がピンポイントで集結するのは至難の業と感じます。


ワースト1位:Wifi

   ちょっといいホテルや旅館に泊まっても「Wifiはロビーだけ」ということがありました。また、ある喫茶店や駅では無料でWifiが使えるとはいえ、事前に日本語で登録が必要…。そこら中に野良無線LANが飛んでいるのはセキュリティ上問題ですが、少なくとも携帯電話がなくても街歩きに支障がない程度には無料のWifiスポットを用意してもいいのではないかと思います。


   さて、本Japan Tripですが、昨年の高評価もあって今年は参加者が30人に倍増予定。一方で「日本は食も文化も大好きだけど、日本人がいないと行くのが不安」という声をよく聞くのも事実。こうした傾向を受けてか、タクシーの利便性(外国語対応など)を高めるアプリの開発も始まっているようですが、特にワースト2位と1位については、「2020年の東京五輪までに」と言わず、観光競争力を高めるためにも速く物事が進むとよいなあ、と思います。(室健)

室 健(むろ・たけし)
1978年生まれ。東京大学工学部建築学科卒、同大学院修了。2003年博報堂入社。プランナーとして自動車、電機、ヘルスケア業界のPR、マーケティング、ブランディングの戦略立案を行う。現在は「日本企業のグローバル・マーケティングの変革」「日本のクリエイティビティの世界展開」をテーマに米ミシガン大学MBAプログラムに社費留学中(2014年5月卒業予定)。主な実績としてカンヌ国際クリエイティビティ・フェスティバルPR部門シルバー、日本広告業協会懸賞論文入選など。
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