2020年 2月 17日 (月)

英語・MBAより「愛社精神」の方が重要 グローバル・リーダーの座を勝ち取るタイプとは

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日本人社員をグローバル化するより、外国人を"日本化"するほうが手っ取り早い

   ある大手サービスの人事は、こんな大胆なことまで言ってのける。

「英語が得意で海外市場に詳しいことをグローバル人材の基準にするなら、日本人は外国人に太刀打ちできませんよね。ですから当社では、人事担当の役員がすでに、海外ビジネスのミドルマネジメントクラスは、外国人で固めることで乗り切ろうという案を固めています。 日本人社員をグローバル化するより、日本贔屓で当社のファンである外国人社員を"日本化"するほうが手っ取り早いというわけです」

   英語が達者な海外ツウ――。それがグローバル・リーダーの条件だという素人考えは、どうやら、大幅に的を外しているらしい。(次号に続く)


   さて、今回の本題は以上だが、連載も10回目を迎えたの機に、これだけは確認しておきたいということを申し上げる。

   本連載では、自身のキャリアアップや目標達成のために頑張っている人を茶化したり、貶めたりするつもりは皆目ない。

   では、筆者が本連載を書く目的は何かと言えば、それは読者の方に「報われない努力」をしていただきたくない、という思いを伝えることだ。

   自己啓発や資格を取得するには、本人の努力だけではなく家族や恋人の理解や献身、お金、キャリアの中断など様々なリスクや犠牲を覚悟する必要がある。

   そこまでして、投資対効果が低ければ、それこそ骨折り損のくたびれ儲けになるだけだ。

   そこで、本連載では、筆者が様々な人事担当者や企業幹部から聞いた情報を元に、有意義なスキルアップや自己投資法を問題提起していきたいと考えている。

   次号以降も、さまざまなエピソードを取り上げていく予定だ。(佐藤留美)

佐藤 留美(さとう・るみ)
ライター。企画編集事務所「ブックシェルフ」(2005年設立)代表。1973年東京生まれ。青山学院大学文学部教育学科卒。出版社、人材関連会社勤務を経て、現職。著書に、『資格を取ると貧乏になります』(新潮新書)、『人事が拾う履歴書、聞く面接』(扶桑社)、『凄母』(東洋経済新報社)、『なぜ、勉強しても出世できないのか?』(ソフトバンク新書)、『結婚難民』(小学館101新書)などがある。
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