2020年 3月 31日 (火)

英語・MBAより「愛社精神」の方が重要 グローバル・リーダーの座を勝ち取るタイプとは

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「英語が得意、不得意の問題は二の次」

   ここでひとつ大きな疑問が湧く。上記4つの要素は、特段英語能力が高いとか、MBA的な経営知識があるといった項目がない。「グローバル・リーダー候補」を決めるというのに、"グローバル色"が感じられない気がするが……。

「英語が得意、不得意の問題は二の次だからです。それよりも、我が社を担う将来のリーダーには、正しく迅速な意思決定が出来ること、新しい市場をいち早く開拓して進出する実行力などが求められる。そうした経営能力と愛社精神がある人材なら、英語が不得意でも、グローバル・リーダー候補に選出します。仮にその人が、英語が不得意なら、英語の家庭教師を付けてでも、勉強して頂きますし、それが無理なら通訳を張り付けるくらいは負担していいとさえ考えています」(同)

   グローバル・リーダーを決める重要な要素が「愛社精神」とは意外な気がするが、筆者が取材した複数の大手企業の人事担当者は、やはり「コミットメント(愛社精神)は、グローバル・リーダーの最重要要素の一つ」と首肯する。

「皆さん、誤解しているのが、英語が出来れば、海外の市場に詳しければ、即グローバル人材だと思い込んでいることです。でも、それはただの、海外拠点の勤務者や、グローバルビジネスを行う担当者に必要な条件。英語が得意、海外の市場に詳しいだけでは、せいぜい、グローバル部署のミドルマネジメント(課長クラス)までしか上がれませんよ」(同)
佐藤 留美(さとう・るみ)
ライター。企画編集事務所「ブックシェルフ」(2005年設立)代表。1973年東京生まれ。青山学院大学文学部教育学科卒。出版社、人材関連会社勤務を経て、現職。著書に、『資格を取ると貧乏になります』(新潮新書)、『人事が拾う履歴書、聞く面接』(扶桑社)、『凄母』(東洋経済新報社)、『なぜ、勉強しても出世できないのか?』(ソフトバンク新書)、『結婚難民』(小学館101新書)などがある。
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