2019年 12月 10日 (火)

イエスマン店長が現場をブラック化する 面接でそんな人材を見抜く「質問」

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「目先の利益を優先しない」

   結果は……。「社長の打つ手はさすがに確かだったのですよ」とFさん。店長候補人材にしっかりと会社の考え方が理解できる人材を配したことで、アルバイト人材も長続きするようになったのだと。

   「今思えば年初の人材減の悪循環は、管理者にあったようです。当時人手不足の中で辞めていった管理者たちは、無理な状況を本社に伝えることなく、スタッフに無理強いをしてきたことで急激な人材流失になり、結果自分の首をしめていたのです。新しい店長たちは状況を的確に本社に伝えて本社の協力を仰ぎ、スタッフに無理強いをしないことを原則としてアルバイトの離職を防ぐことにつながりました」

   この件に関してFさんは社長にこう言われたそうです。

「目先の利益を優先することは悪を生むことになり、周囲の評判を含めて結局会社をダメにすることにつながる。苦しい時ほどこの原則を守らなくてはいけないんだよ。今回の件もまったく同じだった。うちの会社は、どんな時も目先の利益を追わずに来たから今があるんだよ」

   「目先の利益を優先しない」。企業のブラック化回避のヒントは、そんなところにもありそうだと思えた一件でした。(大関暁夫)

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。 連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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