2019年 11月 22日 (金)

74人中73人が脱落する就活「超難問」 「一気に絞り込む」ポイントとは

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   インターネット生命保険会社のライフネット生命が、採用活動で新卒者向けに出している課題の内容で注目されている。「重い課題」と題しているように、簡単には答えが見つかりそうにないテーマを掲げている。

   提出する形式や枚数は自由だが、就活生にとっては文字通り重くのしかかるようだ。過去には、同社をエントリーした全応募者で課題を提出したのは、74人に1人の割合だったという。

考えるプロセスそのものを問う

難しいな…
難しいな…
「国政・地方のいずれの選挙でも、20代の投票率は全世代の中で最も低くなっています。20代が選挙に行かない理由とそのために起きる問題、それに対して20代はどうするべきか、次の設問に従って考えてください」

   2015年度採用のふたつの課題のうち「A」の内容だ。設問は、「ほかの世代と比較して20代の投票率が低い理由を、データを用いてその背景とともに説明してください」、「20代の投票率が低いために、すでに起きている現象と将来起きうる事象について説明して下さい」「投票しない理由として『選挙に行ってもどうせ自分たちの意見は反映されない』という声があります。では、20代の意見を政治に反映させるためにはどうしたらよいでしょうか。解決策を3つ考えて提案してください。なお、予算・法令・制度などの制限はすべて取り払って考えてかまいません」の3項目。課題「B」もやはり、一筋縄ではいかない。

   ネットでちょっと調べてコピペしたような、付け焼刃の論文では太刀打ちできないだろう。ライフネット生命のウェブサイトには、「考えるプロセスそのものを問う」とある。決まった答えのない設問で、求められるのは自由な発想力、分かりやすく本質的な内容をまとめる力、そのために徹底的に考え抜くことだという。

   これまでも、同様の課題を新卒者に与えてきた。同社の出口治明会長兼最高経営責任者(CEO)は、2013年11月26日付の日経ビジネスオンラインのコラムで、2013年度の採用について書いている。同社を希望してエントリーしたのは8271人だったが、実際に課題を提出したのは111人にとどまった。実に74人に1人しかクリアできなかったわけだ。課題を精査した後、段階を踏んで採用審査を実施した結果、合格したのはわずか1人だ。

   選考過程は確かに厳しい。実に8000人以上が「重い課題」にはね返され、勝負の土俵に上がる前に断念してしまったことになる。

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