社外取締役制度を導入する東京証券取引所第1部に上場する企業が1345社(速報)となり、全体に占める割合で74.2%と過去最高になった。東証が2014年6月17日、発表した。各社の株主総会が終了した前年の13年8月時点では62.3%(1092社)で、この時点と比べ11.9ポイント(253社)増えた。
社外取締役制度の導入が増えた背景には、外国人投資家らが社外取締役による監視を通じて企業統治の強化を求めていることがある。また、社外取締役を導入しない理由の説明を株主総会で義務付ける、会社法改正案の審議が進行中であることから、「あらかじめ導入に動く企業が増えた」(東証)こともある。