2018年 8月 19日 (日)

「教えない教育」で大学生が激変 「コミュニケーション苦手」が吹き飛んだ3つの理由

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   企業における新人教育の課題の1つに「学生から社会人へと意識を変える」ということがあります。前職人事時代の担当業務の1つに新卒採用がありました。私は一次面接を担当していました。いろいろな学生と会っていて、「本当に就職したいのか?」と思えるような受け答えをしている学生がけっこういたので「大学で学生に対して、もう少し働く上での意識付けをやって欲しいものだ」と思っていました。

   あれから6年経ち、当時思っていたことをやっている大学がありました。

   ちょうどゆとり世代ど真ん中の大学生ですし、あと数年したら就職して働くわけですから若手社員予備軍ということでお伝えしたいと思います。

「自ら考えて行動する」をテーマとした課外授業

   埼玉県にある聖学院大学では、1年生から就職活動の準備として「自ら考えて行動する」ということをテーマとした課外授業を行っています。

   今年(2014年)で3年目になりますが、この授業は自由参加であり、単位が取れるわけではないのにもかかわらず、少しずつ受講する学生が増えてきました。

   弊社の代表の三井豊久が行っており、授業では課題は与えても答えは教えず、自分達で考えて行動するというスタンスで取り組んでいます。我々は「教えない教育」と言っています。

   私は6月14日に本年度2回目の授業にアシスタントとして参加してきました。

   20人弱の学生が参加していました。

   授業の中で会社の疑似体験をさせるということを行っています。

   3つのグループに分け、会社名、代表取締役、経営理念を決めるなど通常、会社を設立するのに必要なことをやってもらっています。今回はこちらで用意した3つの商品から1つずつ選んでもらい、自分達で選んだ商品を売り込むためのプレゼンをやってもらいました。

   参加している学生に共通しているのは、人とのコミュニケーションが苦手だということです。でもそんなことは感じないくらい活発に話し合っていました。

野崎大輔(のざき・だいすけ)

大学卒業後に無職、離職を繰り返し社労士として独立し、企業の労使トラブルの解決に奔走する。2013 年7 月に自律型人材育成専門コンサルティングを行うデストロイ・ジャパン株式会社の創業メンバーに加わり、専務取締役に就任。社員が自発的に行動する組織作りに注力している。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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