2021年 4月 11日 (日)

「ブラック企業へ就職」のススメ こんなに「おいしい」ことが待っている

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何をもって「ブラック」だと言っているのか

   ブラック企業論議は多様な切り口から考えることが不可欠だ。いつも提言しているように、「ブラック企業」という言葉を使っている限り、本当の意味でのブラック企業問題は解決しない。なぜなら、先出の「いい会社」と同様、何をもって「ブラック」だと言っているのか、話し手の価値観によってまったく違うからだ。法令違反をしているという話なのか、給料など待遇が悪いのか、パワハラの横行など労働環境が劣悪なのか……

   違法状態は無くさなくてはいけないが、「多少ハードワークでプレッシャーも厳しく、世間から『ブラック企業』とも呼ばれているが、自分はそんな環境で成長したいし稼ぎたい。だからブラック企業を選ぶ」という選択肢もあってよい。

   その会社があなたにフィットしていて、長く勤められるようならそれでよし。

   もし何かしらミスマッチがあって転職することがあったとしても、あなたのブラック企業勤務という経歴は転職市場において立派に機能することもあるだろう。

   先日も、若手人材の採用を検討している会社の経営者がこう言っていた。

「ブラック出身?いいね~ ウチで活躍してるよ。ハードワークでパワハラ受けてて、給料安い人って、うちに来るとみんなハッピーになれるんだよ。なかなかいいよ!」

(新田龍)

新田 龍(にった・りょう)
ブラック企業アナリスト。早稲田大学卒業後、ブラック企業ランキングワースト企業で事業企画、営業管理、人事採用を歴任。現在はコンサルティング会社を経営。大企業のブラックな実態を告発し、メディアで労働・就職問題を語る。その他、高校や大学でキャリア教育の教鞭を執り、企業や官公庁における講演、研修、人材育成を通して、地道に働くひとが報われる社会を創っているところ。「人生を無駄にしない会社の選び方」(日本実業出版社)など著書多数。ブログ「ドラゴンの抽斗」。ツイッター@nittaryo
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