2024年 4月 20日 (土)

もう、「号泣」告白で謝るしかない? 「ミスしたのは私じゃない、とウソ」に悩む新入社員

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   仕事上の失敗は、新人だろうとベテランだろうと誰にでもあるもの。大事なのはそれにどう対処するか? ミスした後にとる行動が、その人の評価につながるのではないだろうか。

   最近、職務上のミスを驚愕の方法で隠ぺいしたり、過失が発覚した後に信じられないような行動をとったりする事例がいくつも報じられている。こういう人物が社内にいたら、あなたはどうアドバイスするだろうか。

まるで都議会ヤジ問題みたいな展開

どうしよう…
どうしよう…

   Q&Aサイト「OKWave」にこんな質問が寄せられていた。質問者は新卒入社でキャリア2か月半の事務職員。ある日仕事上のミスをしてしまったが、つい「自分はやっていないと嘘をついてしまった」。質問者自身はさほど大きなミスだと思っていなかったが、社内では「誰がやったんだ」との騒ぎに発展。明朝、スタッフがそろってから犯人捜しをすることになってしまった。ますます「自分がやったとは言い出せない状態」に追い込まれた質問者は「明日が怖くてどうしようもないです。このままバックレて辞めてしまいたいくらい」として、「どうしたらいいですか?」「私と同じような経験をされた方はいますか?」と質問している(2014年6月17日)。

   この質問者と同じような経験をした方……といってすぐ思いつくのは、塩村文夏都議に対する「セクハラやじ」で話題の鈴木章浩都議だ。鈴木氏は問題の発言があった後しばらくは「いや、私は言わないです」「寝耳に水でびっくり」と自分の関与を否定していた。立場の違いはあるものの、その時の心境は質問者と同様だったのではないだろうか。そして、この「やじ」騒動はまだ収束していない。「産めないのか」といった議員は今の時点でまだだんまりを決め込んでいる。

「一生十字架を背負うんですか?」「言った方が楽」…

   この質問の回答には「実話です。仕事上のミスを隠すために、職場に放火した人間がいます」との書き込みがあった。JTBの社員が遠足用のバスの手配ミスをごまかそうと、偽の自殺予告をした事件も記憶に新しい。ミスしたことでパニックに陥り、対応を誤って世間を騒がせるケースは後を絶たない。先日の野々村竜太郎・兵庫県議の「号泣会見」は疑惑に対する釈明会見だが、あの件も、対処の仕方がトンデモなかった例と言えるかもしれない。まずは冷静になることが大事だろう。

   回答には「バレなかったらラッキー」、腹をくくって白を切り通せとの意見もあったが、「勇気が要りますが、そこは覚悟をもって言ってください」、「言った方が楽」と、自分から言い出すことをすすめる投稿が多かった。新卒はミスして当たり前、ここで逃げれば一生逃げ続けることになる、まだ取り戻せます、この件が記憶に残ることこそ辛い、などの意見も寄せられていた。

   また、「あの時は違うと思っていたけど、よく考えたら……」「ひょっとしたら、私が間違えて消したのかもしれません」と、言い方に配慮して謝罪するのが「落とし所」ではないかという実践的なアドバイスもあった。(RH)

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