2021年 9月 17日 (金)

「『当社で働く誇り』ないのは、あまりに残念」 社長が目覚めた「ミッション提示・共有」の必要性

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意見を集約すると「理想と現実のギャップの大きさが目立つ」結果に

   何度かの意見交換を経て社員から出された意見を集約すると、

「G社の仕事は、顧客から信頼を得られるものであるべき」
「G社の仕事は、社員個々人の生活の収入源とは言いつつも、自分たちにとってやりがいがあるものであるべき」

といったことに落ち着きました。

   同時にこれらに関して現実はどうか確認すると、

「内部での仕事や責任の押し付け合いによって、信頼を損なうことが間々ある」
「事務的に仕事をこなす傾向が強く、やりがいよりもより少ない労力でより多くの報酬をもらいたいと思っている」

といった声が多く、理想と現実のギャップの大きさが目立つものでした。

   この会議に立ち会った社長は、社員から出された意見にショックを受けた様子でした。

「社員が抱える仕事の理想と現実のギャップの大きさに驚きました。当社で働くことの誇りが感じられないことは、あまりに残念です。やりがいや誇りをもって仕事をしてもらうためにも、我が社のミッションを提示し、それを共有することの必要性を感じました」

   そして、こんなことも打ち明けてくれました。

「実は、親父からこの会社を引き継いだ時に、経営理念というものが社長室に貼られていたんです。これは創業の祖父が書いたものらしいのですが、誰が読むでもなく、大昔の経営理念なんてカビ臭い気がして剥がして捨てたのです。ミッションの重要性を知るにつけ、そのことを思い出しました。よくよく考えると創業者は大切なこと言っていたなと。それも思い出しながらミッションを明示します」
大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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