2019年 9月 21日 (土)

就職に興味を示さない学生 話を聞くと、親が社長・資産持ち...

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   大学進学の究極の目的は「就職」だろうと思うが、卒業後の就職に全く興味を示さない学生も結構いたりする。「?」っと思って理由を聞いてみると、

「親がマンションをいくつか経営しているので、就職しなくて良いんです」

   ......それは御両親のもので、君のものじゃないだろうと言いたいのだが、学生の屈託のない笑顔を見ていると、指摘する気も失せてしまう。

最近多い「就職しても実家通いリケダン」

実家通いです
実家通いです

   ちょっと前、大学生活を8年間満喫して(原則8年までは滞在できます。つまり、留年は最大4年まで)、やっと卒業できそうな学生がいたので、「彼は就職は大丈夫ですかね?あの、学修態度じゃあ......」と同僚の教授に話をふってみると、

「大丈夫ですよ、彼は。あの有名地元企業の社長の息子ですから。それに、弟は優秀らしいですよ」

   なるほどな、名字が一緒だ。

   社員のためにも、是非、弟に会社を譲って、自分は代表権の無い会長に就くなんて如何だろう......余計なお世話か。

   さて、庶民の就活に話を戻そう。就活支援で学生に希望を聞いてみると、

「自宅から通える所が希望です。そうでないと駄目です」
「...でも、君の自宅から通いとなると、厳しいな。ところで、今はこっちでアパート暮らしだよね?」
「いえ。片道2時間半かかりますが通っています」
「えっ、下宿かアパートに住もうと思わなかったの?」
「全く思いませんでした」
「あっ、そう......じゃあ食事とか、洗濯とか、掃除とか...」
「すべて、母がやってくれます」

   確かに通いの方が安くつく面もあるようだけど。就職しても「実家通いリケダン」、最近多いんだよねぇ~。「ママ」は喜んで食事とか、洗濯とか、掃除をしてくれるでしょうが、未来の奥様がそうとはかぎりませんし。一度ぐらいは一人暮らしして家事の大変さを経験しておいた方が良いと思うのですけど。

プロフェッサーXYZ(えっくすわいじぃー)

国立大学を卒業し大学院修了後、助手として勤務。現在は東日本の私立大学の教授であり、フラスコを持ったリケジョの研究指導をしたり、シュレディンガー方程式に頭を悩ませる男子学生の教育を行ったりしている。受験戦争世代と言われた時代から、バブル世代、ゆとり世代、そして、ゆとりは終わった?という現代まで様々な教育・研究現場を肌で体験している。大学教育のみならず初等~高等教育の現場とかかわりを持ち、日々「良い教育は?」の答えを模索し続けている。ちなみにカクテル好きというわけではない、下戸である。また、「猫」も飼っていない。
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