2019年 12月 16日 (月)

採用担当者も「負けないで♪」 内定者を逃がさない「あの手この手」

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   企業の新卒採用意欲が旺盛となり、就職内定率は昨年比で上昇している。就活生にとっては朗報だが、企業の採用担当者にとっては頭の痛い問題が浮上している。内定辞退者の増加だ。

   能力の高い人材を確保するため、企業は何とかつなぎとめようと懸命の様子。「バブル期並み」とはいかないが、各社工夫を凝らしているようだ。

内定者全員と面談、経営者との食事会、若手との交流

内定学生さま、お肉が焼けました...
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   リクルートキャリアが2014年8月28日に発表した、8月1日時点での大学生の就職内定率は78.2%となり、前年の72.0%と比べて6.2ポイント上昇となった。大学生の内定取得社数の平均も昨年比を上回り、「2社以上」と答えた割合が51.3%に達している。

   長年の就職難が終わり、採用難の時代がやってきたのだろうか。「アエラ」2014年9月22日号では、中小企業の採用担当者の嘆きが書かれている。大手企業が採用枠を広げた影響で、人材が回ってこないという。その大手も、内定辞退者が増えたそうだ。

   どこの企業も「欲しい学生」は似ているため、一部の学生に内定が集中する。それ以外の学生は内定を全く手にできない。それでも、大手の採用枠が増えたと聞けば「大手に行きたい」と希望する学生は増えるだろう。大手にこだわり、中小には目もくれないとなれば、内定を得られない学生と人材を確保できない中小企業が共に増えるという不幸な状況が形作られてしまうだろう。

   一方企業は、時間と手間をかけて採用を決めた人材を手放したくない。7月8日付の日本経済新聞電子版は、「内定学生の引き留めに躍起」と題して企業の取り組みを紹介した。三井住友海上火災保険は2015年度に440人の採用を計画するが、春採用の内定者全員と面談し、どんな点を評価したかを説明したという。リコーやパナソニック、NECは若手社員と内定者との交流会を開催した。

   9月21日付の静岡新聞電子版も、地元企業による学生の引き留めぶりを報じている。「内定者をホテルに缶詰めにしたバブル期のような過激な拘束は影を潜めた」が、懇親会と称して内定者を頻繁に呼び出したり、社内バーベキューや経営者との食事会を催したりしてコミュニケーションを絶やさないような努力が見られるという。

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