2024年 4月 26日 (金)

「米輸出国カンボジアへ米を送る」は美談か

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「今までは貧しい国だと言われていたカンボジアですが、本当はどうなのでしょう?みんなで調べてみよう!」

   私がネットで30分調べただけでこれだけのデータが出てきます。この小学校の教育で必要な事は「今までは貧しい国だと言われていたカンボジアですが、本当はどうなのでしょう?みんなで調べてみよう!」と言って、先生と一緒にネットで調べてみることではないでしょうか?

   日々様相が変わっていくこの世界で、「去年もやっていたから、今年もやる」といった前例至上主義を叩き込まれた子供達は、変化に対応できず、自身のキャリアを積み重ねることができない可能性が高いです。

   先生達は「貧しい国の人たちを救いたい」という子供達の気持ちをきちんと有効に活かすことができるよう、情報の探し方やアジアの現状などを教育してくれたらなと思います。

   ちなみに、この小学生達が作ったお米は、日本国内の貧しい人に市価の半額くらいで売ってあげて、その収益金をカンボジアの貧しい人たちに寄附するのが一番効率的な使い方だと思います。モノを輸送するのにはお金も資源も消費しますが、お金を輸送するのはほとんどコストがかかりませんので(農協に怒られそうですが)。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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