2024年 4月 25日 (木)

ベトナムでも重宝される「日本人だからできる仕事」とは

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

海外就職という選択肢に可能性を感じている理由

   日本人は、日本語を始めとする言葉に異様に厳しく、ちょっとの間違いをノイズに感じます(ブロークンな日本語を聞いた経験が少ないからでしょう)。

   また、出社時間に厳しく退社時間にゆるい独特のビジネス慣習や、空気読みなどのスキル、様々なものがベトナムでの仕事と違います。多くのベトナム人は、そこに混乱し、100%の能力を発揮できない場合が多いでしょう。

   そこで、そんなベトナム人の技術者に100%の力を出してもらうよう現場を調整するマネージャが大切になります。日本の会社の仕事の仕方を教えてあげたり、彼らの言い分を聞いて日本人の上司に伝えてあげたり。ベトナム人にも分かりやすい仕様書の書き方のテンプレートを作ったり、彼らに伝わりにくい「日本の常識」を解説してあげたり。

   元々のポテンシャルが高い技術者ですから、環境を整えるだけで成果は一気に跳ね上がります。

   従って、会社はそんなマネージャを非常に重要視するのです。

   海外の優秀な(もしくは普通の)労働者を活用するという流れは止まることはないでしょう。そんな世の中の流れを考えれば、外国人労働者のマネージャという仕事は「登りエスカレーター」であると言えます。

   私が、海外で就職するという選択肢に可能性を感じている理由の一つがこれなのです。

   そんなベトナムで働く方法を電子書籍『ベトナムセカ就読本』にまとめました。

   人材会社への登録方法から、得られる給料、ホーチミンに訪れたら行くべき場所の解説、物価一覧、ベトナムで働く人のインタビューからベトナム最新情報のコラムまで。ベトナムに興味のある方、ぜひご一読ください。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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