2021年 9月 17日 (金)

TVメディアが「食いつく」企業ネタ 「活字」媒体との違いを理解し、利用する

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「絵(映像)になる」ことが重要

   ところが、その企業はそれから間もなく、東京都内のイベント会場で記者発表会を開き、東北にある施設のオープンをアピールした。問い合わせ先には、PR事務局としてPR会社の名前があったので、そのPR会社が主導したのだろう。結果は、テレビ東京のワールドビジネスサテライトが取り上げた。経費もかけたが、テレビ局が取り上げたことで、まずは成功と言えるだろう。

   このケースは、活字メディアとテレビ局とのメディア特性の差が作用している。活字メディアは、社会性とヨソにない特徴を明確に説明しなければならない。ところが、テレビは「絵(映像)になる」ことが重要で、土地の広さも売りになるわけだ。言い換えれば、テレビは必ずしもニュースバリュー第一でなくてもいい。

   中小企業広報は、このように難しい。しかし、一般的に言えば、中小企業が記者発表会を開くのは、記者が集まらない、記事にならないリスクが大きく、経費ばかりかかるので、よほどのニュースでない限りお勧めしない。メディアに掲載される企業を目指して経営を変革し、世の中に誇れる事業、製品、サービスを生み出していく。掲載してくれたメディアの記者と地道にお付き合いし、メディアにファンを広げていく。メディア掲載は、経営の手段ではなく、結果である。(管野吉信)

管野 吉信(かんの・よしのぶ)
1959年生まれ。日刊工業新聞社に記者、編集局デスク・部長として25年間勤務。経済産業省の中小企業政策審議会臨時委員などを務める。東証マザーズ上場のジャパン・デジタル・コンテンツ信託(JDC信託)の広報室長を経て、2012年に「中堅・中小企業の隠れたニュースを世に出す」を理念に、株式会社広報ブレーンを設立。
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