低学歴は「不幸せ」か 会社員の「実感値」とは
2014.11.12 07:22
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入試の出来だけでは測れない「能力」も
冒頭の調査では、「仕事と学歴は関係ない」という人が6割に上った。この結果を受け、リクルート出身で、起業・集客コンサルタントの鳥井謙吾氏は、「学歴と仕事は全く関係がない」と主張する(All About News Dig「高学歴、低学歴...仕事に学歴って関係あるのか?」2013年8月29日)。
同コラムによれば、仕事で必要なのは、「問題を自ら発見して、その解決のために自分を変革する能力」。この能力と、学歴は全く関係がなく、「むしろ邪魔」だそうだ。日本の学歴は、単に「大学入試の点数がどれだけ良かったか」を示すだけであり、仕事で解決すべき問題点は、そうした画一的な視点では発見できないという。
先日、週刊ダイヤモンド(2014年10月18日号)の特集、「ビジネスマンが本音で評価 『使える』『使えない』大学」が、ネットでも注目を集めた。「大学名だけで分析するのはナンセンス、結局は個人の能力の問題だ」と考える人たちが一定数いるようで、批判の声も少なくなかった。
ツイッターでは、結局、「あの大学に行ったおかげで出会えた人がいる。あの大学に行かなかったせいで出会えなかった人がいる。つまるところ、それだけだと思う」との意見もみられた。論争は、まだまだ続きそうだ。(KH)