2014年の看護師の国家試験合格者に占める大卒者の割合は約30%となり、この10年で2倍に急増している。日本経済新聞などが12月9日、報じた。看護師になるには、大学や専門学校で必要な学科を修得するなどしたのちに国家試験を受ける必要があるが、大卒看護師が急増する背景には、大学の看護系学部の新設があるようだ。
大学では一般教養に加えて、患者の症例に合わせた看護方法を議論するなど、さまざまな授業を取り入れているところもある。
国家試験合格者に占める大卒者の割合は1999年にはわずか4.6%だったが、人手不足を背景に看護系学部の新設が相次ぎ、2005年に14.8%、14年には29.7%に増えた。女性は全体の約94%(12年)だった。