2024年 4月 26日 (金)

年末年始に「絶対やってはいけない」親子の会話パターン

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会話2

親:「で、どうなんだ、就活は?」
子:「うーん、スケジュールが変更になっていつ選考かわからないしちょっと大変」
親:「そうか、まあ、頑張るしかないな。志望業界とか早く決めた方がいいんじゃないか?」
子:「まだ、ちょっと広く見ているところ。それよりお父さんはなんで今の会社を選んだの?」
親:「いや、俺の話はいいよ。それよりお前の・・・」
子:「えー、私、お父さんの話、聞きたいなあ。お父さんやお父さんの同僚の話、聞かせて?聞かせてくれれば私の就活の参考にもなるし」
親:「でも、それほど大した話じゃないかもしれないぞ」
子:「そうかなあ。私を大学に行かせてくれるくらいだし、そんなことないと思うけど。それにお父さんだって課長なんだし、若い社員にイラッとすることとかあるでしょ?そういうのも教えてほしいなあ」
親:「そ、そうか?だったら話すけどな」


【採点:親 C評価、子 A評価】

   解説:消極的かつ「志望業界は早く決めた方がいい」という曖昧なアドバイスをする親。会話1に登場した学生ならイラっとするところですが、この学生は親の話を聞こうとします。「大した話じゃない」と渋る親に「そんなことはない」と言い切り、さらに「若い社員にイラっとすること」を話してくれ、と迫ります。

   志望業界・企業と無関係の仕事でも、親の会社選びや仕事の話は参考になるはずです。仮に、そうしたものが全く面白くなく参考にならなかったとしても、40~50代の社会人が20代の若手社会人に対してどこに不満を持っているのかであれば話せることは多いはず。まして、その聞き出したことを参考に他山の石とするだけでも就活は大きく変わるはずです。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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