2019年 5月 23日 (木)

中華圏の旧正月に合わせ「日本でイベントを」 外国人観光客ビジネスの盲点とは

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   私の住んでいるベトナムは、テト(ベトナム語で正月という意味。いわゆる旧正月)を迎えています。まさにこの記事が配信される(2015年)2月19日(木曜日)が元旦です。町は菊の花やキンカンの実で飾られ、祝日の気分が高まります。

   旧暦(月の満ち欠けを元にした歴)では、今年は2月19日(注1)が新年の1月1日に当たります。ですので、この日が元旦なわけです。

新暦と旧暦

新しい年が・・・
新しい年が・・・

   元旦を祝うという風習は、中国、台湾、香港、ベトナム、韓国、モンゴル、カンボジア、ラオスなどアジアの全域で見られます(注2)。日本もまさにそうで、日本人にとって最も大事な祝日は元旦でしょう。これはアジアの人にとっても同じ。

   しかし、アジアの人が殆ど旧暦を使っているのに対して、なぜか日本だけが新暦(グレゴリオ暦)の1月1日を元旦としています。

   これは海外に住むようになってわかりました。

   「(新暦)1月1日は日本では正月だから、日本では帰省して正月料理をたべるんだよ」っていうと、みんな首をかしげます。

   新暦1月1日は、多くのアジアの人にとっては何の祝日でもありません。中華圏以外でも、イスラム教徒にとっても新暦1月1日は取り立てて意味のある日ではありませんし、キリスト教圏にとってもお祝いはクリスマスです。

   どうやら新暦の1月1日を盛大に祝う国は、世界のなかで日本だけのようです。

   日本でもかつて江戸時代までは正月は旧暦の正月のことでした。それが明治政府になり、グレゴリオ暦を採用すると、正月もそちらに移動させてしまったのです。もちろん他の国も日常生活にはグレゴリオ暦を採用していますが、祝日は旧暦で祝います。元旦を祝う文化をグレゴリオ暦に移動させてしまったのは日本だけなわけです。

大石哲之(おおいし・てつゆき)
作家、コンサルタント。1975年東京生まれ、慶応大学卒業後、アクセンチュアを経てネットベンチャーの創業後、現職。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、日本デジタルマネー協会理事、ほか複数の事業に関わる。作家として「コンサル一年目に学ぶこと」「ノマド化する時代」など、著書多数。ビジネス基礎分野のほか、グローバル化と個人の関係や、デジタルマネーと社会改革などの分野で論説を書いている。ベトナム在住。ブログ「大石哲之のノマド研究所」。ツイッター @tyk97
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