トヨタ、初の女性役員が誕生

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   トヨタ自動車に、初の外国人副社長と女性役員が誕生する。トヨタは2015年3月5日、4月以降の新役員体制を発表した。欧州法人トヨタ・モーター・ヨーロッパ社長のディディエ・ルロワ専務役員(57)を副社長に昇格。元専務役員で東和不動産社長の伊地知隆彦氏がトヨタ本体に復帰し、副社長に就くほか、寺師茂樹取締役専務役員が副社長に昇格する。いずれも、6月の株主総会で正式に決定する。

   また、初の女性役員として北米の統括管理会社のトヨタ・モーター・ノース・アメリカ(TMA)の上級副社長兼チーフ・コミュニケーション・オフィサー(CCO)のジュリー・ハンプ氏(55)が4月1日付で常務役員に就任。米国トヨタ自動車販売の上級副社長でTMAのチーフ・リーガル・オフィサー(CLO)のクリストファー・レイノルズ氏(52)も同日付で常務役員に就任する。レイノルズ氏は、初の黒人役員となる。

   トヨタの副社長は現在6人いるが、外国人が就くのは初めて。現在、同社には会長から常務役員まで取締役を含めて57人いるが、このうち外国人は社外取締役1人を含む7人。新体制では58人のうち9人が外国人となる。

   さらに、グループ企業からも役員を初めて迎え入れる。専務役員にアイシン精機の水島寿之副社長が、常務役員にデンソーの奥地弘章常務役員が4月1日付で就任する。これまでトヨタはグループ企業に役員らを送り込んでいたが、グループ企業から役員を招へいするのは異例という。

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