2020年 10月 1日 (木)

「若くて綺麗な女」は働く必要なし そんな時代と「今」、幸せなのはどちら?

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   筆者の周りには、昼夜を問わず働いている女子が、沢山います。官僚や弁護士、新聞記者、大企業の営業職・・・彼女たちの中には、誰もが振り返るほどの美人もいます。今回は、そうした女性たちが「一生懸命働くこと」自体が、非常に「現代的で面白い現象である」というお話です。

本格的に「働く若い女性」が当たり前に

バブル、か
バブル、か

   「菜々子のように若く美しい女が、どうして徹夜で働かなくてはいけないんだろうか。あの時代、菜々子ほどのレベルだったら、どんな贅沢も我儘(わがまま)も許されただろう。金持ちの娘たちほど、平気で男たちに金を遣わせていた」――。今から10年前に出版された、『アッコちゃんの時代』(林真理子著、新潮社)は、バブル期に、多くの「金と地位」をもつ男性たちを虜にした女子大生(通称:アッコ)の物語です。主人公は実在の女性。物語は、その女性が30代後半となって、ある小説家と編集者に、当時の出来事を話す、という体裁で進んでいきます。

   30代後半になったアッコちゃんは、インタビューに付き添う25歳の編集者(菜々子)を見て驚きます。「自分たちの時代に、こんなに働く女はいなかった」からです。菜々子は、アイドル系の美人ですが、アッコちゃんと明け方まで飲んだ後、クマを作りながら編集部へ戻り、必死で働いている。その様子が、バブル世代のアッコちゃんには「新鮮」なのです。小説の舞台は10年前ですが、その頃から、本格的に「働く若い女性」が当たり前になってきた、といえるかもしれません。出版社を舞台にした『働きマン』(安野モヨコ、2004年~2008年、休載中)や、バリバリ働く派遣女性を描いたドラマ「ハケンの品格」(2007年、日本テレビ系列)など、「働く女性のリアル」を取り上げた作品も多く生まれました。男女雇用機会均等法の施行(1986年)から約20年が経過した時期にあたります。

   バブル時代、「必死に働くことなんて考えられなかった、お金は男性が貢いでくれるものだと思っていた」一部の女性からすれば、「時代は変わったなぁ」という感じでしょうか。今や「働く女性こそ、美しい!」というムードすらあります。一部では、専業主婦になりたい女性が増加傾向とも言われますが、キラキラ働く女子たちが脚光を浴びているのも、確固たる事実です。

北条かや(ほうじょう・かや)

1986年、金沢生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。著書に『本当は結婚したくないのだ症候群』『整形した女は幸せになっているのか』『キャバ嬢の社会学』。ウェブ媒体等にコラム、ニュース記事を多数、執筆。TOKYO MX「モーニングCROSS」、NHK「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」(2015年1月放送)などへ出演。
【Twitter】@kaya_hojo
【ブログ】コスプレで女やってますけど
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